祭りの夜は、何かが起こる

祖父母の国・日本で、宵の宮の祭りに参加した三兄弟。

兄は祟、弟は崇。
真ん中の主人公は五郎左衛門。

喧騒から離れ社殿の裏を散策していると、大名行列が現れる。

その名によって、「受領」と間違われた主人公だけが、妖の世界に誘われるが……。

果たして彼は、元の世界に戻れるのか!?


著者ならではの狐狸妖怪が跋扈するの和風ホラーの世界は、「この界隈」についての潤沢な知識があってこそ描き出せる唯一無二のもの。

ぜひ一度、この世界を垣間見て欲しい。

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