てのひらをかえす

夢乃しおん

てのひらをかえす

あなただけわたしをみつめわらってたみえぬまなこにやきつくすがた


なくだけでなにもできないわたしにはあたたかなてがすくいだったの


てをにぎりいろんなとこをあるいてくわたしにとってだいじないのち


がっこうにおおきなにもつせおってくふあんげなかおてをふるあなた


段々とあなたとの距離開いてく次第に減りゆく手を繋ぐ日々


黙ったり喋りすぎてぶつかって素直になれず手を握れない


別れの日ごめんなさいと呟いたあなたを見つめまた手を握る


あのひとは変わってしまったてのひらをわらってにぎりやさしくなでる


てのひらを見つめあの日を思い出すわたしにとって大事な日々を


てのひらは出会いも別れも覚えてるあなたにとって大事な日々を


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