第3話
「芽流(める)。入っていい?」
「なに?お兄ちゃん」
中学校から帰り、自室で勉強していたらノックをして入ってきた。
「夕飯できたから呼びに来た」
「わかった。片付けたら行く」
「うん」
今も尚、お兄ちゃんは毎日のように仕事に暮れている母の代わりに色々とやってくれている。
私も手伝おうかとは思うけれど、意欲的にやってくれているのに“私が”なんで言っては、まるで文句があるみたいでなかなか言い出せずにいる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます