『 鬼灯の 果実になって あそぼうよ 子どもが揺らした 拍子にキッス 』発想力の素晴らしい短歌です。歌手の大塚愛さんの楽曲「さくらんぼ」のパロディーでしょうか。しかし、この歌では、恋する二人は、鬼灯(ほおずき)の果実になっていて、その木を悪ガキが揺らしたのを利用して、キッスしようと言っているのです。そのほかにも、初々しい恋の場面や、じれったい恋の場面が描かれていて、恋の醍醐味をたっぷりと満喫できるのです。恋の魔法の短歌集。お勧めです。
もっと見る