イランの文化(主に建築物の話)

 酔っ払いと美少年の話ばっかりしていると怒られが発生しそうなので、イランの綺麗な部分の話もしたいと思います。


 言葉で説明するより画像を見てもらったほうが早い。

 インスタをやっている人は「iran tourism」で検索してみてください。

 イランの美しい建築物がたくさん出てきます。

 いかがでしたか? 最強です。(そのうちの多くは先述のアッバース1世が作ったイスファハンの建物です! イスファハンは今イランにおける京都的な存在になっています。)

 インスタのようなキラキラSNSなどやっていない、俺はTwitter(かたくなにXと呼ばない)というどぶ川で生きているんだ、という人は、「 #IranianCulturalSites 」というハッシュタグで検索してみてください。

 なんと! どぶ川にもイランの美しい建築物がたくさん出てきます。


 イランの建築物はペルシア帝国で生まれまして、イランの長い時の流れの中で成熟していったものです。


 時間軸は前後しますが、14世紀、ティムールなる怪傑が中央アジアに現れます。この化け物めいた英雄はウズベキスタンを中心に大帝国を築き上げ、サマルカンドという都市に拠点を置きました。

 サマルカンド! 世界遺産が好きな人は皆さんご存じでしょう。あの青の広場の都市です。

 ところがこの青の広場はイラン人の職人が作りました。ペルシア建築を気に入ったティムールが、イラン人の職人をたくさん自国に連れ帰って作らせたのです。


 イラン人はペルシア帝国のおかげで政治的・文化的なアドバンテージが大きかったので、周辺各国はイラン人を招聘しょうへいしてペルシア文化を吸収していきました。特に建築関係はペルシア文化の影響が大きく、鍾乳石飾りムカルナスで有名なアルハンブラ宮殿なども似たような建物がイランにもあります。


 今多くの人がディズニーシーのアラビアンコーストで見ているようなああいう建物も、源流をたどるとイラン人の文化の中に行きつくのでした。







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