夢見のルナ 〜月明かりの約束〜
@morinakaluna12250523
第1話
ある夜、島の広場はしんと静まり返っていた。
風の音も、虫の声もない。
気づくと、私は知らない場所に立っていた――ふわふわと漂う雲の上、甘いお香の香りが漂っている。
目の前には、穏やかな笑みを浮かべたカバの女性が座っていた。
白い寝間着に身を包み、月の光を浴びて柔らかく輝いている。
「ようこそ、夢の世界へ…」
彼女は優しく名乗った。
「私はルナ。あなたを、夢の島へ案内する者です。」
ルナが差し出したのは、淡い光を放つクッション。
そこに横たわると、体はすぐに重くなり、まぶたが閉じていく。
「この先で出会う景色も人も…目覚めれば消えてしまうかもしれません。でも、心はきっと覚えています。」
やがて視界が白く染まり――
私は見たことのない島の砂浜に立っていた。
波打ち際には、見知らぬ住民たちが笑顔で手を振っている。
その中で、一匹の白い猫が耳打ちした。
「この夢には、秘密があるんだよ。」
夢見のルナ 〜月明かりの約束〜 @morinakaluna12250523
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