第4話 やっぱり東京が好き(3)ラムセス大王展
イマーシブ・フォート東京に行く前に訪れたのはラムセス大王展。
物心ついた時からエジプトの歴史が好きで、ピラミッドもハトシェプスト女王葬祭殿も体が動くうちにぜひ伺いたい場所です。
国内である展示会などは行けるだけ行っていますが、何度行っても毎回感銘を受けて展示会の扉を潜ります。
今回のラムセス大王展は、その名の通りラムセス二世中心のもの。
彼と言えば「カデシュの闘い」ですね。
ヒッタイトと繰り広げた覇権争いですが、面白いのは引き分けだったにも関わらず、双方大きな功績をあげたと言っているところ。
所謂、言ったもん勝ち。
現代のような情報網が無かったからできたことですよね。
民衆に対して王の力を誇示したかったのだろうと思われますが、それにしても大袈裟に盛りに盛った壁画などまで作らせるって。実はこっちが有利だった? 勝ってた? と錯角させる気満々。引き分けなのに。
世界最古の平和条約を結んだのは素晴らしい功績ですけど。
当時にしてはかなりの長生きだったラムセス二世。
子供に見送られるのではなく、見送る側に何度もなったのは心中察するに余りあります。長生きしすぎるのも辛いだろうなと思った今回でした。
展示されている品々は大変素晴らしかったです。
ザヒ・ハワース博士も出ます。小さい頃から変わらないエジプト考古学の顔のような方。入場料の一部が発掘作業にかかる経費にも回されるとのこと。
お時間あられる方は、ぜひ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます