絶望の淵で渡されたのは、一枚の「霊遺物」だった。

病気の母を背負い、来る日も来る日も物乞いを続ける少年。
衛兵に罵倒され、周囲から呆れられる日々の中で、ある日一人の冒険者から謎の「遺物」を手渡されます。
それが少年の運命を大きく変えるきっかけとなるのですが……。

スラムの過酷さと、それでも失われない少年の健気さ、そして冒険者や質屋が見せる不器用な優しさの対比にあります。
渡された金貨の輝きは希望となるのか、それとも新たな波乱の幕開けか。
少年の「目がいい」という特異な資質も気になるところ。ここから始まる成長と冒険に期待が高まるお話です!

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