田中碧は悪くないのに問題
リーズ・ユナイテッドの田中碧が批判されている。
フィジカルが弱いだとかプレミアリーグでは通用しないとか言われている。
これは田中碧も予想していたであろうプレミアの壁で、完全適応するのに時間がかかっているだけだ。
本来ならまだ許容範囲のはずだがプレミアの争いのし烈さで、適応期間がどの選手にも認められなくなってきている。
現在田中碧のポジションはショーン・ロングスタッフが埋めている。
でも思う、ロングスタッフってそんなに良いか?と。
田中碧はチームを勝たせるためにプレーしていて、目立たない好プレーを繰り返して周りの選手をかなり助けている。
一方ロングスタッフは結構雑でポジショニングもなんとなくで、リスク管理も甘い。
よく分からないパスを出したり、まず入らないであろうミドルシュートを強引に打ったりもする。
ロングスタッフの何が田中碧より優れているか、と言われればフィジカルの強さとシュート力だ。
フィジカルの強さが戦えると、たとえ強引でも無駄でもシュートを打てば積極性の表れと評される。
それがヨーロッパのサッカーの評価基準だ。
例えばSSCナポリでフランク・ザンボ・アンギサがケビン・デ・ブライネを差し置いて中盤センターで起用されているのもこの例だと思う。
アーセナルのデクラン・ライスのようなワールドクラスになれば別だが、プレーが雑な8番は結構多い。
つまり、そういう選手が評価されている。
田中碧が守備時いかに危険なスペースをケアしていようと、自分のマーク以外にも浮いた相手選手をカバーしようと、そこにボールが出なければ評価には繋がらない。
ビルドアップ時、詰まった味方選手を上手くフォローしようが、ただ1回ボールを受けただけの評価になる。
そうなると今正に成長過程のど真ん中にいる他の日本代表選手、藤田譲瑠チマや佐野海舟等が心配になる。
藤田譲瑠チマは見ている限りチームを下支えするプレーを好んでいるようなので不安だ。
藤田譲瑠チマが分かりやすい数字を稼ぐとしたら、キーパスの本数かボール回収の回数を増やすしかない。
今の選手間を繋ぐようなプレーより、1回の好プレーを優先せざるを得ない。
佐野海舟は本人がハイ・スタンダードな成長を望んでいること、1.FSVマインツ05のチームとしての機能性が低いせいでプレーが少しバタついている。
今のチームのままで数字を伸ばすならプレーを限定して、あまり周りを助けない方が良い。
つまりチームが勝つためのプレーを止めて、自分の成績のためにプレーするしかなくなる。
だがこれだと成長とは矛盾する部分が出てくるし、日本代表の戦い方とも矛盾する。
でもより上位のチームに移籍するためには、データ上の数字が必要になってくる。
ヨーロッパサッカーの評価基準に合わせると中盤の選手は、個人プレーをする選手の集まりになってしまう。
勿論それは間違っているが、それでも数字は追求しなければならない。
より良い選手に成長するだけではなく、分かりやすいキャッチーな選手になること。
これが今の選手の課題だと思う。
でも今の日本人選手がいかにも頭の悪そうな流れを読まない雑なプレーを出来るのか?と言うとそれはちょっと難しいかも知れない。
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