第22話 残り1つの栄誉の椅子
各国リーグ戦再開で試合数がとんでもない。でもテーマはそれではなく、バカサッカーについて。
FCバルセロナ、ハフィーニャがミーティングに遅刻して先発を外されるも後半出場して2得点という相変わらずのおバカ加減。
って試合に出して良いのか?今のバルサだと仕方ないのか?
他では、代表でお疲れのラミン・ヤマルに代わり新加入のルーニー・バルドグジがやっと出場。小気味良いプレーを見せた。
でもサブでいるのが勿体無いくらいの良い選手なので、2・3年後待遇に不満を洩らす姿が想像出来る。
フェルミンも2得点の活躍。ゴールに積極的なだけでなく、中盤の風通しが良くなるのが良い。
あとフェラン・トーレス、無得点は当然の報いだ。
1タッチ目にロベルト・レヴァンドフスキとの違いが思いっ切り出てた。ボールの置所が悪いからシュートが変になる。
レヴァンドフスキは途中出場でしっかり2得点。
これが格の違いというものなのか。
全体的には、パス回しの素晴らしさが天元突破。
相手守備組織の逆を突くお手本のようなパスを連発していた。
このバルサの流儀、マーカス・ラッシュフォードに好影響を与えているかも?
ラッシュフォードが少しマトモになったような気がする。
快勝のゲームの中にも色々な事が見て取れた。
今最もバカっぽいサッカーを繰り広げるイタリア代表は期待通りのドタバタっぷりで微笑ましい。
対イスラエル戦5−4は最高過ぎる。
得点の殆どが放り込みからで、決勝点はサンドロ・トナーリの分の悪いギャンブルのようなミドルシュートが決まるミラクル。
失点はオウンゴールとマークの緩さから。
さらにジェンナーロ・ガットゥーゾ監督がイスラエル代表を罵倒したとか挑発したとか、バカ満載。
一生懸命プレーして、泣いて笑ってケンカして。
騒がし過ぎて、素晴らし過ぎる!
上記の2チームが現在のバカサッカー筆頭。
ここに推薦したいのが、ロベルト・ゼ・デルビ監督に率いられたフランスの名門オリンピック・マルセイユ。
デ・ゼルビがBHAを指揮していた時は、三笘薫が在籍していたこともあり不安と興奮でスリリングな試合観戦だった。
でも今はもうマルセイユ、すっかり他人事だ。
そのマルセイユ、ピエール・エメリク・オーバメヤンが電撃復帰。特有のしなやかな動きと得点感覚は今も健在でピッチを颯爽と走り回っている。
チーム全体としては相変わらずのデ・ゼルビ節、
ラインを破られラインを破る切った切られたのサッカーをしていて、見ているのが楽しい。
大量得点も大量失点も可能なチームだ。(今はまだ、大量得点しかしてないが)
FCバルセロナと同じで構造上の穴があるため、余計な緊張感とか緊迫感が無いのがとてもよろしい。
内情でもデ・ゼルビが若手選手に激怒したり、アドリアン・ラビオも別の若手選手と暴力沙汰起こして2人ともチーム出されたり、騒がしい。
ラビオはピッチでは潤滑油、裏ではトラブルメーカーのユニーク属性だ。代理人の母親も口を出して来るから、面倒くさがられているのかも。
現在におけるバカサッカー3大チーム、バルサ・イタリア代表・マルセイユ。これでどうだろう?
ところで、ユベントス対インテルも4−3で、しかもアディショナルタイムでの決勝点。
派手なスコアだけど試合内容は代表よりもレベルが高く、興味深い点も多々あった。
インテルは3−1−4−2の1にハカン・チャルハノールを置いて、下4枚が菱形になる変わったフォーメーションだった。
チャルハノールの『ピルロ』システム。気持ちは分かるけど、機能性はいまひとつ。
ユーベは、MFがディフェンスラインに吸収されるのが早過ぎるところがあって、でもその分相手CFへのマークが執拗でというバランスの悪さが見られた。
なので相手MFへのプレッシャーの掛かりが悪く、ミドルシュートでズドンされていた。
というか、ミドルシュート・ロングシートの精度が途轍もなく高かった。あれは凄かった。
でもなんかあんまり面白く感じなかった。
観戦中に息子2人が得点したリリアン・テュラム
の装いのダンディーさが面白かったくらいで。
イタリア代表の方が感情が爆発しているからだろうか?
それともやっぱりバカさが足りないのだろうか?
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