第19話 ボリビアは燃えているか?

 W杯南米予選終了、ブラジル代表は5位。それでも何故か本大会では、優勝候補になる。


 サッカーの世界の不思議発見だ。



 W杯南米予選最終節ボリビア代表対ブラジル代表

が行われ、1-0でボリビアの勝利。

 ボリビア代表は大陸間プレーオフ出場権を獲得。ブラジル代表は5位での予選通過となった。

 これが概要、ここまでは良い。



 でも実際は色々が「This is football」と言って良いのか躊躇われるレベルで酷い。


 ブラジル代表は本大会出場を決めているのと、ボリビアの高地環境で大してやる気が無さそうだった。単に動けなかっただけかも知れない。

 

 フォーメーションは攻撃4−3−3・守備4−4−2だった思う。けどまぁ動かないし、動いても遅い。

 

 その中でもブルーノ・ギマランイスは孤軍奮闘していて、改めて良い選手だと思った。好きだ。

 あと両CBのビルドアップは、如何にもサッカーを理解してますというような挙動が素晴らしかった。

 相手のプレスを何とも思ってないように、わざと引き付けてから空いてる選手にパスを出す匠の技。


 守備はまるで練習試合のようだった。ゴール前でもDF4人とボランチしかちゃんと守ってなかった。     

 プレスもサボるか、寄せが甘いかで全然機能してなかった。

 おかげでアリソン・ベッカーが大忙し、ナイスセーブの大盤振る舞いだった。

 結局よく分からない謎PK判定から失点はしたが。


 ブラジル代表は選手としての格の違いを見せつけながらも得点は出来ず、色々あったなか試合終了。


 この色々がとても香ばしい。


 PK判定はどの試合であっても、揉めること必死。

大した接触でなくても「倒れた=被害者」だからブラジルが悪いみたいな判定だった。VARの意味あるのか疑問だった。


 後半終了間際から、奇想天外なムーブが起こる。


 まずボールボーイが予備のボールを隠す。ボールがラインを割った時、再開しようとしてもボールが無いのでまずボールを探さなければならなかった。

 やっとボールを見つけてプレー再開しても、今度はそこら中からピッチにボールが投げ込まれる。

 さらにボールから空気が抜かれていたらしい。


 実に香ばしいですわ。


 ボールを投げ込んだのはファンの暴走だろうが、

ボールボーイは誰かの指示だろうからアウト。仮に指示が無くても、止めない時点でやっぱりアウト。

 空気抜くは、もっとヤバい。実証されたら、国ごと出場停止じゃないのかな?


 これでやっと勝てたボリビア代表、お祭り騒ぎ。因みにアウェー成績は1勝8敗。さもありなん。



 ブラジル側は当然のように激怒していて、ピッチ上のことだけでなく、警察官の酷い対応含め非難していた。

 

 えっ?警察官の酷い対応ってそれホントに?


 国家警察機構が誰かの法的根拠が無い指示により、犯罪者でも容疑者でもないただの人それも特定の人達に対して、横暴な態度を不当にとる。そしてそれが許される。

 

 ボリビア怖いわ~、法治国家に喧嘩売ってるわ。

酸素薄いのに香ばしい匂いが充満してますわ。


 次は大陸間プレーオフ、さてどうでしょう?



 ところで、ブルーノ・ギマランイスってなんでもっと人気出ないの?

 守備で6番・攻撃で10番が出来る素晴らし選手なんだけどな。

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