第18話 何とも言えないニューストピック多すぎ、みんなヒマなのか?

 FIFAウィークで各国リーグ戦中断していて気が抜けているのか、ヒマなのか。

 変なニュースが多い今日このごろ。皆様如何お過ごしでしょうか?



 レアル・マドリードがまだまだ怒っている。プンスカだ。去年のバロンドール騒動を未だに引き摺っている。


 その騒動とは、去年のバロンドール授与式をレアル側がボイコットしたというもの。理由は、本命と目されていたヴィニシウス・ジュニオールの落選。

 レアル側はそれを不当な結果だと大激怒、散々文句垂れましたとさ。


 で、今年の授与式を前に主催のフランス・フットボール(以下FF)誌が関係修復を図ろうと、レアル側と会談したけど怒り収まらずと。

 これは感情の縺れと政治が入り混じった話なので、こんなにも拗れてるいる。


 感情の縺れ、みんなお馴染みでウンザリしているヤツだ。

 不当に栄誉を奪われプライドを傷つけられたと思っているレアルは悲劇のヒロインのようで、これはもう論理的な話が通用しない。


 政治的な問題とは、FF誌と共催することになったUEFAの存在だ。

 スーパーリーグ構想を掲げ先導するレアルに対し

それを邪魔に思うUEFAが横槍をいれた、というもの。ここは目に見えないバチバチだ、今直ぐどうこう、という話ではないから。


 もし解決させるとするなら、手段は強引だ。


 ·FF誌が去年の選考は間違っていたと、公に認め謝罪する。

 これをするとFF誌の権威がだだ下がりになり、投票した記者から大批判を受けることだろう。

 ·ご機嫌伺いで、レアルの選手に3年連続くらいでバロンドールを授与する。

 昨シーズンのレアルはリーガもCLも優勝を逃しているため無理がある上に、権威も下げる。

 ·FF誌がUEFAと手を切る。これだけでは足りないだろうが、レアル側の溜飲は下がるだろう。

 だかFF誌とUEFAの共催自体が政治的な話のため、これも難しい。

 ·レアルがバロンドール授賞者ロドリをマンチェスター・シティから獲得する。タイトルが獲れないなら、タイトルホルダーを獲る。

 これが一番レアルらしい方法だ、悪い意味で。


 FF誌側がレアルに捧げられるものが無いため、そもそも捧げる必要があるのかどうかすら疑問のため、問題は当分収束しないだろう。


 FF誌とUEFAの話は、公の機関ではないFF誌が選ぶバロンドールが権威を持ち過ぎたのが原因という構造上の問題なので、これからも色々あるだろうし問題解決はしない。

 マーケティングやスポーツビジネスを学んだUEFAは、もう引き返せないだろうから。


 負けを認めないのはめんどくさいって話でした。


 


 衝撃的だったのは、タイで行われたキングスカップ決勝タイ代表対イラク代表戦。


 後半アディショナルタイムにイラク代表モハナド・アリがタイ代表チャナティップ・ソングラシンに対しサッカーボールキック!クリーンヒット具合が歴史に残るレベル。

 格闘技のリングでもなかなか見られない暴力的な技だった。だって大抵反則だし。

 蹴ったのがまだ脚だったから良いのか悪いのか?悪いな、サッカー選手なんだから。で当然大乱闘。


 試合結果はイラク代表が1-0で勝利。タイ国民はどう感情を処理したのか。ご察しします。



 

 ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督の就任以降もドタバタした試合を繰り広げるイタリア代表の内情がちょっとだけリークされた。


 イタリア代表から失われていたものを再び取り返すためにガットゥーゾが繰り返し語った言葉は

 

『熱意、ハングリー精神、断固たる決意、そして根性』

 

 見事なまでの精神論。それらは最近まで欠けていたと選手も認めていたとか。

 そりゃ弱いわ、負けるわ、どうしようもないわ。


 イタリア代表、凄いレベルの話をしてますわ。それでよくプロサッカー選手出来たな。

 



 最後に、何より強烈だったのはジュード・ベリンガムの代理人でもある父親マークと母親デニス。


 ボルシア・ドルトムント所属の息子ジョーブが、ブンデスリーガ開幕ザンクトパウリ戦に出場するも前半で交代となった。そして怒った。


 ロッカールームにカチコミをかけ、元警察官の迫力をもってSDセバスティアン・ケールを尋問。息子の交代理由だけてなくチーム全体の戦い方にまで口を出す始末。監督のところにまで行こうとしたそうだ。

 

 ドルトムント側ももちろん激怒、ロッカールームはチーム関係者以外立ち入り禁止だと通達した。

 なんでも兄ジュード在籍時に前科があったようで、戦術的提案をしていたそうだ。アウトだ。


 凄いぞベリンガムの両親!次は是非イングランド代表でチャレンジして欲しい。

 もしそれが出来たらワールドクラスの仲間入りだ、モンスターペアレンツとしてだが。

 

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