第2話

マーちゃん「あんな風に言ってしまったが、大丈夫だろうか」


マーちゃん「クリックはどこに行ったんだろ」


マーちゃん「本当に帰って来ないのか…?」


マーちゃん「いいや、さすがに考えすぎか」


ノックス「マーちゃん?」


マーちゃん「びっくりした!なんだ、ノックスかごめんな、今日割引きしてないんだ」


ノックス「今日はモノを買いに来たんじゃないよ、ちょっと話を聞いて欲しくてね」


マーちゃん「じゃあ俺の話も聞いてくれるか?」


ノックス「もちろんさ、なんでも話しなよ」


マーちゃん「おいおい、先に話を聞いてほしいって言ったのはノックスだろ?ノックスから言えよ」


ノックス「そうだったね、実はリリーナと喧嘩をしてしまったんだ」


マーちゃん「リリーナ様と喧嘩!?これは驚いたな」


ノックス「だからどう仲直りしようかなって」


マーちゃん「全く、お前ってやつは…」


ノックス「マーちゃんに迷惑をかけてしまうのは承知の上だよ。だから解決策を考えてくれないかい?」


マーちゃん「じゃあ、一緒に考えるか」


ノックス「ありがとう!マーちゃん」


ノックス「ところでマーちゃんの話は?」


マーちゃん「ノックスが言ったのとほぼ同じだよ」


ノックス「マーちゃんも喧嘩?誰と?」


マーちゃん「クリックだ。ちっぽけな理由なんだけどな」


ノックス「へぇー、マーちゃんも喧嘩するんだね」


マーちゃん「まぁ感情はあるからな」


ノックス「とにかく今は解決策を考えよう」


マーちゃん「だな」


一方、館では

リリーナ「そうだ、クリック、確かこの館ちゃんと見た事なったじゃろ?」


クリック「そういえば、そうですね」


リリーナ「特別に妾が案内してやろう」


クリック「いいんですか!」


リリーナ「もちろんじゃ。着いてきな」


クリック「はい😀」


マーちゃん商店では

マーちゃん「ノックスは館から出てきたからリリーナの居場所はわかるんか。リリーナ様が出かけてない限り」


ノックス「まぁリリーナはあまり外に出ない。だから絶対に館の中にいるよ。けど問題はマーちゃんの方だよね」


マーちゃん「そうだな、まさかこの国を出たっていう可能性は…」


ノックス「0%ではないよね」


マーちゃん「もしこの国を出ていたならクリックの身が危ない!すぐ探しに行こう!」


ノックス「あ、ちょっとマーちゃん!」


ノックス「相変わらず行動するとなると早いな…」


マーちゃん「ノックス!早く行くぞ!まずはティブモ王国からだ!」


ノックス「まだティブロにいる可能性あるんだよ!って聞いてないか、とりあえず着いていこう、もしもがあるからね」


マーちゃん「港に俺の船があるはずだ、そこから乗ってティブモまで行くぞ」


ノックス「マーちゃん船持ってるの!?」


マーちゃん「あたりめぇだろ、俺を誰だと思っている」


ノックス「まぁマーちゃんだから有り得るか…」


マーちゃん「着いた、早速船に乗るぞ、運転は任せてくれ」


ノックス「頼んだよ」

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