ギールのお墓がつくられてしばらく経ったあと、マーちゃんにひとつのニュースが入った

マーちゃん「ギールをやったのはノックス！？」

クリック「えぇ、偶然町を歩いていたら聞こえてきて…」

マーちゃん「まさか、ノックスがそんなことするやつじゃないだろ」

クリック「ここに来た時もとてもそのようなことをする人ではなさそうでしたからね」

マーちゃん「まぁギールをやったのは誰か、後々わかるだろ」

クリック「マーちゃん、もしかして」

マーちゃん「いや、さすがにやらないよ、もしやったらマーちゃん商店の名誉毀損になってしまう」

クリック「それもそうですね😊」

マーちゃん「そうだ、最近ギールを探す旅で忙しかったから久しぶりにどこか行かないか？」

天の声「いや、前回もデートだったような気が…」

マーちゃん「あれはデートじゃない！」

天の声「僕の声聞こえてる！？」

クリック「マーちゃん？誰と話していますの？」

マーちゃん「いや、ただの独り言だよ」

クリック「そうですか、えぇっとさっきの質問はイエスでお願いしますわ」

マーちゃん「そうと決まれば早速計画を立てようぜ！」

クリック「いつもマーちゃんが計画を立ててくださっているので今度は私が計画を立てますよ？」

マーちゃん「いや、俺が考えるよ」

クリック「いや、私が考えますよ」

マーちゃん「いーや、俺が考える！」

クリック「私が考えます！」

マーちゃん「考えるのは俺！」

クリック「私です！！」

クリック「そこまで言うならもう知りません！」

マーちゃん「あぁ、俺もそう思っていたところだよ！」

クリック「私もう帰ってきませんから！」

マーちゃん「どうぞご勝手に！」

夫婦喧嘩をしてしまったマーちゃん夫妻、仲直りすることはできるのか(ここからはクリック視点でどうぞ)

クリック「もう知らないんだから！」

クリック「これからどうしましょう」

クリック「とりあえず館の方に行きましょうか」

リリーナ「クリックじゃないか、どうしたんじゃ？」

クリック「リリーナ様、こんにちは、ちょっと聞いてほしいことがありますの」

リリーナ「ほう？聞かせておくれ」

クリック「実はマーちゃんと喧嘩してしまって…」

リリーナ「なんだ、そんなことか」

クリック「そんなことで済まさないでください！喧嘩するの初めてなんですよ！」

リリーナ「まぁそんなカッカするな、喧嘩くらい誰でもする。現に妾も今ノックスと喧嘩中じゃ」

クリック「リリーナ様も？」

リリーナ「そうじゃ」

クリック「失礼ですが、喧嘩の発端は？」

リリーナ「シチューをご飯にかけるかかけないかじゃ」

クリック「え…？」

リリーナ「しょーもない理由だが、妾はシチューをご飯にかけることが許せんのじゃ、ところでクリックはなぜあの優しいマーちゃんと喧嘩したのじゃ？」

クリック「実はデートの計画をどっちが立てるかで喧嘩したんです」

リリーナ「なんかお互い様じゃな」

クリック「ですね」

リリーナ「とりあえずこの館でゆっくりしていったらよい。どうせマーちゃんから謝りに来るじゃろ」

クリック「どうでしょうね？」

リリーナ「妾もノックスから謝りに来るまで許さんって決めておるからお互いゆっくり過ごそう」

まさかのリリーナも喧嘩をしていた。果たしてマーちゃんとノックスはクリックとリリーナに謝りに来るのか…？(次話、マーちゃん視点)