第五回 期せずして前回の続き

 見終えたので『ブレイド3』のざっとした感想を。

 正直、前作前々作に比べると格が二枚くらい落ちるかな~。

 ブレイドの説教臭さがちょっと鼻についた。

 第一作は急造トリオ、二作が敵対勢力との共闘、で今作は同業後輩組織。

 長いことコンビで戦い続けてきた身としては、技術や装備があってもどこかアマチュアな匂いのする連中は、口酸っぱくしたくなるのもわからんでもなかったり。

 

 肝心のアクションシーンも、今ひとつスピード感に欠けてたり。

 前作のカット割りが良過ぎたこともあるんでしょうね、なんせ監督がデル・トロ氏なんて超一級どころだった訳だし。

 とは言っても、CGや合成なんかはそんなに悪くはなかっただけに、もうカッティングセンスの問題かなぁ。

 敵の親玉が吸血鬼の元祖とか設定は超一級なのに、(言っちゃあ悪いが)演者がそこまでの器に見えなかったりで(正直、なにあのダサいの?としか思えなかった)、作品全体が微妙にショボく感じた。


 ただ私的にひとつ「おおっ」っと唸ったことがありまして、敵吸血鬼の幹部級にスポーツエンターテイメント団体WWEのトリプルHがいたこと。

 これも何かで情報得てたの思い出した。トリプルHが映画でいいポジションの役で出たってのを。

 そーかぁ、出てた映画って『ブレイド3』だったのか。

 ……でも、ブレイドにではなく、サブキャラに倒されたのが残念。

 公開当時のトリプルHは、WWEスーパースター中のスーパースターで、トップ・オブ・トップなポジション。

 格を考えたら、ここはやはり主人公のブレイドに倒されてほしかったよなぁ。

 実際、エンドクレジットの扱いも特別だったからねぇ。

 

 しかし、これで『ブレイド』シリーズが終わったって~のがなんともなぁ。

 まぁ、スナイプス氏も前二作ほどのノリの良さは見られませんでしたし、退く頃合いだったのかもね。

 スナイプス氏自体も数年のちに、脱税で禁固刑喰らって、低迷しちゃったものなぁ。

 近年、役者復帰してまた活動しているらしいけど、もうあの頃みたいにゃならんだろうね。

 近影、肉が落ちてるというか細くなっちゃってて、ブレイド期の面影なかったもの、寂し~。

 

 では、そろそろ本題を……とか思いましたが、前回の続きだけで既にノルマ文字数達成しちゃってるじゃんよ(笑)

 時間もヤバいし、もうこれが第五回でいいか。

 じゃそういうことで(苦笑)


 ではまた次回。

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