第1章 イルベン刀バブル編 第6話 チュプリハウスへ行く準備

「ヴィオラ、次はお前のお姉さんがいるチュプリハウスに行くぞ。場所は分かるか?」

「ああ。わかるよ。でも、チュプリハウスなんて、子供の僕が行ける所じゃないぞ。」

「なに言ってだ。当たり前だろ。お前は一度チュプリハウスに案内しろ。それからお前は家まで送って行ってやるから、家でおとなしく留守番してろ。」

「家になら一人で帰れるやい。」

「その身なりだろ。きれいなジャンバースカートのお嬢さんが一人で色街から帰らせるわけにいかねーだろ。」

「分かったよ。でもな、ねえねえにちょっかい出したら許さねーぞ。」

「ナンパしに行くわけじゃねーよ。」


チュプリハウス前到着

「ここがチュプリハウスだよ。まだ店は開いてねーようだ。」

「なるほどな。もう場所は分かった。さっさと帰るぞ。ヴィオラがあぶねーだろ。」

「でも、アツム。お前金ねーのに、チュプリハウス入る気かよ。」

「今更かよ。でも、小僧が金の心配はすんな。」

「わかったよ。僕はまだまだ小僧ってことかよ。」

一旦ヴィオラを家に連れて帰ったが、道中、不安だった。ヤバい奴に絡まれねーか。でも、無事に帰れたしよかった。

家にヴィオラを置いてきて、これからチュプリハウスに乗り込むか。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る