第4話

魔王までの距離は遠い。

そしてそれまでの情報は魔王を調査するための期間、調査隊の人々でもまだ解明が進んでいないところらしい。

スライトたちは道中に十分気をつけて進む必要がある。

物資の使用調整も大事だ。

魔王までの距離はあくまで計算から導き出されたものだ。実際に計測したものではない。

つまり、物資が枯渇する可能性も考えられる。

物資をなるべく節約しながら進む必要がある。


魔王の下へはスライト、トム、そして調査隊のメンバーで向かう。

道中、鋭い岩が地面に広がっている空間についた。

魔王までにはここを進む必要がある。

回り道ができるほど瓦礫の広さは狭くない。

一歩間違えれば足袋をすると良い和が切り裂く。

二人は慎重に歩みを進めた。


なんとか鋭い岩を乗り越えた。

それからしばらく歩き、夜も暗くなったこともあり、野宿をすることなった。

野宿の空間には調査隊がバリアを張る。

仮に魔物が近づいてきた場合でも魔物からの損害は少なくなる。


夜があけ、スライトたちは先に進んだ。

それが2日続いた。

もうすぐの距離まで近づいているはずだ。

気温がだんだん暑くなってきた。

頭が回らなくなってくる。

汗が体から吹き出す。

水分の量は限られている。

しっかりと残量を確認しながらなんとか熱帯地帯を突破した。

魔王までの距離は着実に近づきつつある。

その時だった。

スライトの眼の前に魔物が現れた。

今まで見てきた魔物とは格が違うのが体で一瞬にしてスライトたちはわかった。

サイズから何から何まで今までの魔物とは違う。

だが、スライトたちはここで屈するためにここまで来たのではない。

魔王を倒すためにここまで来たのだ。

「行くぞ!」

調査隊の合図をきっかけに全員で魔物に向かた。

やはり風格が違う。

まだ足は進んでいる。だが、一瞬でも気を抜く、一瞬でも雑念が脳によぎると一瞬にして、いとも簡単に自分の歩みが止まるのが直感で全員がわかっっていた。

だからこそ考えない。

考えて行動しない。

直感で動く。

考えない。

考えればそれは直感ではなくなる。

脳から司令が体に伝わる前に体を動かす。

スライトとトムは一瞬意識が飛んだ感覚がした。

そして気づくと魔物は倒れていた、

魔物が朽ち果てる。

二人は深く深呼吸をする。

そしてふと、周りを見る、

そして気付いた。

眼の前に城がある。

城の見た目、そして、城から伝わる威圧感……二人は考えなくとも直感でわかった。

あれが魔王の城だ……


調査隊、そして二人は入口から城の内部へと入る。

ここに来る前、調査隊たちと二人は計画をあ立てていた。

その計画では城の内部に入れば魔物の数がたくさんいるだろうという予想であった。

だがその予想ははずれていた。

城の内部に魔物はいなかった。

そして二人と調査隊たちは城の大広間へと出た。

このまま何も無いのか……二人たちがそう思ったときだった。

城の床、地面、そして城全体が揺れ始めた。

揺れの大きさはとても激しい。

城の壁が少しずつ崩れていく。

このままでは城が崩壊してしまう。

全員がそう思ったときだった。

揺れが収まった。

それと同時に全員が目を開けると魔王が全員の眼の前に姿を現していた。

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