第7話「アイドルvsバレー!? “歌って踊れるスパイカー”参戦!」

全国大会・2回戦。


対戦相手は……


🌟【芸能王立高等学院(通称:ゲイノー)バレー部】!


その名も、


チーム名:


《バレドル☆シャイニングスパイク》


キャッチコピー:

「このトス、キミのハートに打ち込むよ♡」



観客席からは黄色い歓声が鳴り止まない。

どん底高校の面々、すでに気圧される。


春巻:「あっ……あのセンター……雑誌の表紙の人……!」


ミライ:「え、顔がいいだけじゃなくてバレーもやるの!? 何このリア充の最終進化系!?」


田所:「俺の筋肉、今日だけじゃ通用しなさそう……」



相手選手紹介(ギャグ仕様)



💫エース:星宮カイ(ほしみや かい)


・全国ライブ動員数3万人。

・必殺技:スマイルスパイク(観客の声援パワーで威力3倍)

・観客が「カイ様~!!」と叫ぶと強くなる。



🎤リベロ:音野ルイ(おとの るい)


・アーティスト兼バレー部員。

・「ビートレシーブ」:サンバリズムで全てのスパイクをノリノリで返す。



💄マネージャー:愛川みゅう(あいかわ みゅう)


・TVタレント兼マネージャー。

・試合中に場内アナウンス、PR動画、ファンサまで全対応。

・観客の7割が彼女目当て。



試合開始!


実況:「さぁ〜〜!バレドル☆シャイニングスパイク!その第一サーブは〜〜!」


星宮カイ:「この一球、キミだけに捧げるよ♡」


\キャーーー!!!/(観客100デシベル)


——その瞬間、ボールがキラッキラに光り出す。


ミライ:「え、まぶしい!! 肉眼破壊系サーブ⁉︎」

春巻:「いや、照明の反射!? いやオーラ⁉︎」


田所:「俺の筋肉の輝き、完敗……!」



対抗するどん底高校!!


イサム:「なぁ、俺も“キャラ立ち”してぇ……」


春巻:「バレーなのに“キャラ弱者”が敗北する世界……こわ……」


ミライ:「だったらやってやろうよ!どん底高校だって、ファンサくらいできるわよ!」



対抗作戦:“ファンサ返し大作戦”!


・トオル → 試合中にプリン配布開始

・イサム → ジャンプ時にパンケーキを飛ばすパフォーマンス

・田所 → 筋肉で“♡”を作る(※筋肉で。念のため)

・スズキ(給食のおじ)→ 胸に「I ❤️ 校長」って書いてるTシャツを着用(なぜ)


\観客「……なんか……クセになる……」/



そして神展開!!


バレドル側がキラキラスマッシュを放つ!


星宮:「キミの心に……スマイルインパクトォォォォ!!!」


しかし!


——ズドォォン!!!!


なんと、イサムがノールック逆転ヘッドレシーブで返す!


「スイーツは甘いが、俺のレシーブは渋いぜ……(ドヤ)」


\歓声大爆発!!/



終盤、まさかの展開!!


星宮カイ「フッ……君たち、ただのギャグ要員かと思ってた。でも違った。」


「アイドルも、バレーも、笑わせるだけじゃだめなんだ。心を震わせなきゃな。」


その言葉に、春巻がボソッと呟く。


「じゃあ俺も……プリン、封印するか……」


イサム:「やめろ、それだけはやめてくれ……!」



最終ラリー!


バレドルのラストスパイクが飛ぶ!


だがどん底高校、全員が飛んだ!


・イサム:パンケーキトス

・トオル:プリンでサポート

・田所:筋肉壁

・ミライ:ツッコミの風圧(!?)


そして——


ズガァァァァァンッ!!!


\勝利ぃぃぃぃぃぃ!!!!/



試合後


星宮カイは爽やかに笑った。


「君たち、俺たちよりステージ立ってたよ……」


ミライ「……バレーの試合だぞ?」


カイ「いや、ライブだった。マジで。ありがとう……!」


その後、どん底高校の動画がSNSで100万再生突破。


タグ:【#バレー界のバカ】【#イサムくん推し】【#プリンで世界を救う】

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る