第5話「全国大会への切符!でも出場条件は“バレー検定”だと!?」
ミラー学園に奇跡の勝利をおさめたどん底高校バレー部。
感動に包まれる一同。
だがそこに、運営委員のオッサンがスーツで登場。
書類をバサッと出す。
「この書類にサインして。全国大会の“出場資格検定”あるから。」
全員:「………なにそれぇぇぇぇぇええええ!?」
⸻
そして3日後、試験会場にて——
広すぎる会場。
そこには全国の高校バレー部員が100人以上集まっていた。
全員、ジャージ。
どん底高校だけ……浴衣・メイド服・パンケーキエプロン・黒タイツ(給食のおじさん)。
係員「え〜ではこれから、バレー検定:理論試験を始めます。」
イサム「理論ってなに? バレーは気合でしょ?」
ミライ「違うわ!! てかペンも忘れてるじゃん!?」
⸻
【バレー検定・筆記試験】
※実際に出題された問題(一部抜粋)
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Q1:バレーボールは1チーム何人で行うか?
イサムの回答→「6人(ただし感情豊かなやつが1人必要)」
ミライ:「誰だよそれ!?」
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Q2:ネットの高さは?
田所たんたんの回答→「俺の乳首よりちょい上」
ミライ:「目安が筋肉基準!!!」
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Q3:リベロの役割とは?
春巻の回答→「たぶんスイーツ係」
ミライ:「お前、全力で怒られろ!!!」
⸻
そして地獄の【実技試験】が始まる
試験官:「では“レシーブ”を見せてもらおうか」
イサム:「任せろッ!!! 俺の全力ボディで受ける!」
——ボールを顔面で受け、鼻血ドバー。
試験官:「……悪くない。根性はある。」
え、合格なの⁉
⸻
トオル:「じゃあ俺も……プリンで受ける!」
——レシーブの瞬間、プリンが砕け、ボールがプルンプルンに包まれる。
会場「おおぉ……!?」
試験官「“やわらかい受け”……これは革命だ……!」
まさかの高得点!!!
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そして、給食おじさん——
スズキ(元全日本)は圧巻のパフォーマンス。
華麗なジャンプトス、精密なサーブ、そして最後に
「給食の魔法ッ!!!(スパイク)」
ボールにコロッケを添えて叩き込む。
試験官「……合格どころか、教科書に載せよう。」
⸻
結果発表!
スピーカー:「バレー検定、合格者の番号を読み上げます……1番……えーっと……全部。どん底高校、全員合格です!」
\ええええええええーーー!?/
ミライ:「いや、これ絶対おかしいってぇぇぇ!!!」
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合格の代償
ただし——
試験官「※ただし、全国大会までに“バレー部らしい見た目”にしてください。」
・メイド服 → 禁止
・パンケーキトス → 禁止
・給食おじ → 顔出しNG
イサム「マジかよ……服装の個性で戦ってたのに……」
春巻:「俺のスイーツ封印……それは死ねということ……」
田所:「ユニフォーム、破かずに着れるかな……」
⸻
だが、ミライが叫ぶ!
「いいじゃん!やってやろうよ!ルールに従って、それでもバカやって、
全国で一番ウザくて、うるさくて、面白いバレー部になろうよ!!!」
全員「……ミライ……!!!」
春巻:「俺、バレーのためにプリン捨てるわ……」
田所:「俺、ユニフォーム破かずに1日過ごす……」
イサム:「じゃあ俺、壁を壊すのやめる……かも」
ミライ:「最後ゆるいな!!!」
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