第二話 小悪魔、目の前に。

「・・・・・・・・・・・。」

「・・・・・・はぁ・・・。」

・・・・・・・フラれちゃったなぁ・・。

うす暗い部屋の中で、わたし—向日葵ひまわり ひなたは、ぼーっとしていた。

ショックすぎて、目の前にきつねが見えるよ・・・・・・・・。

しかも羽生えてるし。

きつねに羽って、ははは。なんだそれ。


・・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・うん?

きつね?部屋に?きつね・・・・・・!?

「コンッ」

「きゃああああああああああ!?」

ほっ本物っっっっっっっっっっっっ!?

「ふーん、。オマエさん、、、。こん様が視えるこんね。」

「しゃっしゃべった、、、、!!てか、こん様って・・・?」

とつぜんに現れた羽がはえたきつねに、わたしはおどろいてあとずさった。

するときつねは口を開く。

「え?こん様のことをしらないのこん?こん様とは、この

いだいなる、天才的な小悪魔、オレ様のことさっ!!」

「・・・・・え、自分のこと、様付けって、、、、、、、」

・・・じゃっかん引いたような目で見つめるわたしに、『こん』が

「引いたような目でみるなあああああ!!

・・・はずかしいだろうがああああああ!!!!!」

と、怒鳴ったのだった。



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