惚れっぽ女子は、きみを好きになる。

紅葉ふゆ

第一話 あたってくだけろっ

「あのっ、

瀬野せのセンパイ!」

放課後歩いている先輩に、わたしは声をかける。

「?なに?」

「えっとっ」

心臓が、どくどくとうるさい。

「わたし、先輩のことが好きですっ!

つき合ってください!!!」

いっ言っちゃった、、、っ!

わたしの気持ち、どうか、伝わりますようにっ!


だけど、センパイは。

「は?てかお前だれ?

お前みたいなと付き合うわけないじゃん。」

「じゃ」

と、軽くわらって歩き去ってしまった。

「・・・・・・・」

「・・・・・・・・」

ボーゼンと立ち尽くすわたし。

センパイはすでにもう視界からは消えていた。

「わたし・・・・・・。」

「わたし・・・・ふられ、、、、」

「ふられちゃったああああああああああああああ」

そのままわたしはひざをついた。

涙で視界しかいがぼやける。

センパイにふられたことも悔しいけれど、なにより、センパイにきっ気持ち悪いって言われた・・・・、、、、、!?

なきくずれるわたしに、側を歩いているひとたちは気味が悪そうにこちらをみている。

その光景をみて、わたしのきもちはいっそうしずんだのだった、、、、、。




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