第19話

アイツよりも。


『子ども達と愛猫との家庭を守りたい。』

アイツよりも大切な事が決まった。どんな形であれ、それが軸として話を進める。


一人で家庭も今回の件も立ち回るには、周りの助けが必要不可欠。次第によっては急に会社を休まなくてはならない。弁護士も頼まなくては。

まず、恥を偲んで上司に夫の不倫により1人で全てを対応する為、迷惑をかけてしまうかもしれない事。それで大変申し訳ないのだが、会社の弁護士に掛け合えないか相談した。


上司は慰めてくれた。多感な子を抱え、仕事家事育児をこなさなければならない事。その上で今回の件を進めなければならない事。

仕事上、果たすべき責任は果たす事を条件に考慮出来る所は考慮していただける事となった。

また会社の弁護士は、あくまで『企業』の弁護士だから、個人の、ましてや家庭の専門ではない。しかし、会社の弁護士に今回の件で弁護に強い専門家がいないか相談してもらえる事になった。


会社にも一人で子育てしている社員もいる。事情は様々だが、おおやけにしている社員なら仕事と家事育児の両立や離婚の相談出来るのではないか。と助言もいただいた。


なにより、「貴女は一人じゃない。今まで貴女が周りを助けてきた分、周りも貴女を助けてくれる。今はお子さん達の為に、自分の為に頑張る時。周りに頼って大事だから、しっかり戦ってきなさい。」と背中を押してくれた。


上司の方が子ども達の事を考えてくれている。

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