全てが不穏。増え続ける謎。それが、面白い。

キャッチコピーに少しでも引かれた方、読みましょう

(4話までの感想です)

主人公の目線で淡々と描かれる日常。同じ建物にすむ隣人たちとの関わり。
でも、その日常は明らかにおかしく、不気味です。当然のように語られるそれらに、「読者側がおかしいのか?」と疑いたくなるほどです。

何故そんなにも不穏で不気味なのか?
それは、全てが謎に包まれていて、何もわからないからです。

読み進めることで、新たな情報は手にしているはずなのに、"なにも分からない"のです。わかるのは、おかしいということだけ。それどころか、謎はむしろ深まっていく一方。

目の前に答えがありそうなのに、手にすることはできない、他では味わえない面白さ。
一言一句も読み飛ばすことはできません。
至高のホラーミステリーです。


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