2秒以内にオレンジジュースを飲む方法

それ

第1話 今すぐオレンジジュースが飲みたい



男「みかん、ジュースが飲みたい」




男は1人、自宅にいる



「みかんからできた」


「ジュースが飲みたい」


「なんだか」「無性に」


「今」 「この」 「瞬間」


「ビビビっと来たぜ」


「さてっと、」


「どうする?」


「今家に」「みかんジュースはない」


「買いに行くか…?」


「…いや!」


「俺は」


「今すぐ」


「飲みたいんだ」


「何をって?」


「むいかーん、ずるーすをだ」


「あ、違うわ」


「むいするくかーん、スクール、レボリューションか」


「…」


「今すぐ飲む、」「とは時間で言うとどれくらいだ?」


「うーん、そうだな」


「パッと思いついたのは」「まさに今すぐ」


「目の前にはもうオレンジジュースがあって」


「飲める状態であって」


「マジで」「2秒で飲める」


「つまり」「2秒だ」


「俺は今から」「2秒以内にオレンジジュースが飲みたいわけだ」「どうしても」


「どうする?」


「どうすれば2秒以内にオレンジジュースが飲める?」


「う〜ん…」


「可能なんか?」


「物理的に」


「不可能じゃね?」


「いやまて、!」


「諦めはやすぎる」


「さすがに」


「…でも無理じゃね?」


「…」


「可能性を無理やり作るなら」


「空から、オレンジジュースが降ってくる」


「なんか、飛行機かなんかから」


「なら、まだありえる」


「そして今の俺のコンディションなら」


「降ってきたオレンジジュースを2秒以内に口に運べる」


「勝ち確やないか」


「ただ!」「それは単なる神頼みだ」


「確実性が欲しい」

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