失業中の元占い師が悪徳オンライン占い会社に引っかからないで欲しいから、手口を晒す。でも文才ないから短歌で詠みます！　失業中だから無敵です。

　占い師として対面鑑定をしていた作者さんが、とあるオンライン占いの研修で垣間見た業界のダークサイドを、どこかユーモラスな短歌にのせつつ赤裸々に語られています。

　依存、洗脳、詐欺……あまりにもイメージ通りすぎてついつい笑ってしまったんですが、非常に非常に闇が深い世界です。

　占いというものを自己探求ツールとしてとらえると、これほどすぐれたものもなかなかないのではないかと個人的には思っているのですが、人の内面に深くはいりこめるものであるだけに、悪用しようと思えばどこまでもえげつなく悪用できてしまうんですね。

　考えごとは夜中にしてはいかんとよくいわれますが、占いも！　ですよ！
　メール鑑…続きを読む

チャット、鑑定文作成、電話占い全て経験したことがあるのでわかる〜と思いながら読んでいました。
お金のために占いしたくないな……と思って嫌気がさしちゃいました…

あんまり馴染みのない業界なので、野次馬気分で読み始めましたが、とても面白かったです。
そうかー、占い(オンライン)ってそういう造りなのねー。と、目からウロコ。そして言われてみれば納得のシステムでした。もちろんどこも同じとは限らないでしょうけど、ひとつの体験談として読んで損はないかとU^ェ^U
占いに限らず、サービス業がどこに向かっているのか、いろいろ考えさせられました。

悪徳オンライン占いの研修を受けた、
現役占い師の注意喚起です。

どのような悪行が行われているのか、
実例を挙げながら書かれていますので、
とても分かりやすく、興味をそそられました。

やはり悪徳オンライン占いの目的は、
お金なんだということが、よく伝わってきます。

人を見たら泥棒と思え、
そんな諺が思い浮かびました。

占い好きの人こそ、読むべき、
啓発の短歌エッセイでしょう。

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（159文字）