第8話
第三十一章 教会
三人は普段通り依頼に勤しんでいた。
ある日は討伐、ある日は採集と、飽きない冒険者としての日々を送っていた。
そんなある日、申し訳ない顔をしながらシャーリーがもぎ取ってきた依頼は、採取の依頼なのだが。
「珍しいな。教会からか……これは、ハズレを引かされたか」
シルヴィがそう言いながら渋い顔をするので、実里が見せてもらうと、内容は薬草採取であった。報酬は良いように見えるが、同定が難しい種類であり、その採取量もとんでもなく多い。
少し前にもその品種の依頼をさわらせてもらったが、非常にわかりにくい上に面倒くさい。現実世界の植物で例えるなら。ニラとスイセンのように見間違いやすく、三つ葉のクローバーは毒草で四つ葉のクローバーは薬草であるため、四つ葉のクローバーを採取してくれ、といった感じである。もっとも、四つ葉のクローバーほど生えている割合が少ないわけでもないのだが、間違えると大変なので神経を使う。
そんな面倒くさい薬草を大量に持ってきて、と言われているのと同義である。
三人とも日をまたぐ依頼になるな。とため息をついたのであった。
数日後、素材の特性故の苦労以外は特に問題もなく、教会へと納品に来ていた。
街のややはずれにあるこの教会は華美とは遠く、質実剛健と言うべきか。実里の思う教会の機能はあるが、思ってたよりも質素である。
大聖堂と言いたいが、広さの規模から中聖堂と言うべきか。そこには宣教台に向かって二列に並ぶベンチ。台の後方上の、キリスト教ならば十字架が掛かっていそうな場所には、盾の後ろに剣が収納されたような金の紋章が架かっている。
しかし、巡礼者は見かけず、奥から子どもの声ばかり聞こえる。恐らく孤児院が併設されているのだろう。かすかに戦闘のような金属音も聞こえるが、これは聞こえぬふりだ。
聖堂で待つことしばし。言付けで奥に行っていたシスターが、神父を連れて戻ってきた。
二人とも聖職者という割には全身の筋肉が発達しているように見える。
いや、この国の事だ。皆が皆そうかもしれない。
それはさておき。納品も終わり、後はギルドに報告するだけなのだが、神父が引き止めた。
「皆様方、申し訳ありませんが、英霊を感じられる物をお持ちでないでしょうか?」
あまりにも抽象的な話に三人は顔を見合わせた。
「そもそも、仮にあったとして、何に使うの?」
「はい、英霊達の武勇伝をお聞かせする際に使わせていただきたく」
実里の率直な質問に答えてくれるが、今度はそれが実里を悩ませる。
「お、久々のミノリお得意の奴か?」
「んー、英霊フィギュアも面白そうとは思ったけどリスクとコストがねー。知らずに禁忌に触れるかもしれないし。かといって教えのこと全く知らないままにするのはちょっとねー」
シルヴィの茶々に正直に答えてしまったのが最後。実里の教えを知らないという発言に目を剥いた神父に連れて行かれて、過去の英雄を崇める教え……英雄教とでも言っておこうか。それについて、コンコンと教えられるのであった。
英雄教、それは過去に戦い、散っていった者達を英霊として祀る教えだ。
英雄に倣い力を付け、賢者に倣い知恵を付け、人に誇れる人とならんことを。を教義としている。
日本で言うならば、靖国神社が近いだろう。
神話も少しはあるが、この教会では武勇伝を主に蒐集している。そして、孤児院も併設し、教えの通り英雄の如く逞しくをモットーに育てているという。
しかし教会以外からは、孤児院というより冒険者ギルドの冒険者育成所と間違えられているらしく、教会としては遺憾に思っているらしい。
とはいえこれも噂だが、孤児院の卒業試験が黄巨漢の単独勝利だという話もあるので、そんな風に流れるのもやむなしか。因みに同じ教えでも、他国の孤児院では、そんな卒業試験の話など露ほども聞かなかったりする。
幾ばくかの時が過ぎ、ようやく実里は解放されたのだが、精神的に疲労したのだろうか、少しぐったりしているように見える。
「どうなったんだ?」
「うん、押し切られて受けることになっちゃった。ギルドを通してねって言っておいたんだけど……はぁぁ、モノどうやって調達しよーー」
実里が盛大にため息を付く。これからの作業を憂いているのだ。
もっとも、憂いているのは加工作業ではなく、材料調達の方である。
元の世界ならば、それっぽいものを買ってパーツ取りすればいいだけなのだが、それができないのだ。
「ねぇ、こんなの錫級にしかならなさそうなお話なんだけど。お金払うから素材集め、手伝ってくれる?」
実里は後ろのパーティーメンバーに困り果てた顔でお願いするのであった。
ギルドに報告した後、実里達は手分けして材料を集める。
シャーリーはギルドを巡り、シルヴィは街の外に素材調達へ。そして、実里は……
「ミノリ、なにしてんだ?」
「土を焼いてるんだけど」
「いや、見りゃわかるんだけどよ」
川のそばで土を焼いていた。理由としては、土(の中にいるもの)を殺すためである。
完成した後に土から雑草や虫が出てこようものなら台無しであるからだ。
さて、今回実里が作ることになったのは、ジオラマ。テーマは神父の言っていた、『英霊を感じられるもの』だ。
問題になりそうだと思ったところは事前に話して許可を取ったので、後は作るだけである。
期限は三十日。とある工程にどれほど時間が掛かるかわからなかったため、長くしてもらったのだ。
とりあえず用意できたものは、材木、樹皮、焼いた土、布、小石といったラインナップ。メインになるモノと土台はギルドにお願いしている最中なので、手元にはない。
「何ができるのでしょうか。楽しみになりますね」
「さっぱり想像つかねーけどな」
そんな二人の会話を聞きながら、小石をブロック状に整えていく実里。
土台が無くともできる作業はそれなりにあるのだ。
『実里さん、連絡事項がありますが、よろしいですか?』
ユヴェナを纏いながら作業をしていると、サツタから通信が入った。
幸い二人は別の所にいるので、堂々と、しかし独り言を言うように声を出して返事する。
『プラモケースのソフトウェアアップデートの準備ができました。可能な限り早く戻っていただけると助かります』
「どー、変わるの?」
膠をぬりたくったブロック状の小石を組み、革の簡易バンドでくっつくように締め付ける実里。
『はい、三番スロットをサポートスロットとしても利用できるようになります』
「サポートスロット?」
『大型のものを同時に呼び出すためのものです。例えば設置型マシンガンといった、携行できないようなものですね』
「つまり、荷車も出せる?」
『入るのならば、となりますね』
実里は殊の外大喜びし、しきりに大きな声で感謝を伝えていた。
「で、ミノリ。誰に感謝をしていたんだ?」
「忘れて……」
通信を終えてすぐに入ってきた二人に聞かれ、実里は顔を赤くして悶絶していた。
第三十二章 暴露
昼、実里があんなにはしゃいでいたのなら、仲間の二人としては気になるもの。
「すぐに行くねー」
なんて言葉も聞こえていたのに、あれから宿をでる気配もない。気付かれないように監視していても、動きがない。そして、そのままいつの間にか時刻は誰もが寝静まる夜となる。
二人が諦めて部屋に戻ろうとすると、芳しい香りが二人の鼻に届く。
その香りを辿れば、出元は実里の部屋。
静かに引っ掛け鍵を解除し、薄く扉を開くと、サイドテーブルでお香が焚かれていた。
納得するのも束の間、そのお香からたゆたう白煙が一つ意志を持ったように、くゆりと蠢いたかと思えば、人の手の形を取る。
気が付けば実里の頭の上にはマーブル状の不思議な色をした穴が開いていた。大きさは人一人分通れるほどか。
白い手は静かに丁寧に、実里の体を穴へと滑り込ませていく。
慌てた二人はそのまま部屋に突入し、煙を散らそうとするがそれは金属の腕のように堅く、邪魔者の介入も気にせず動作を続ける。
ならば直接と二人は実里の足を掴んで引っ張ろうとするが、引っ張るには僅かに間に合わず、勢いそのままに二人も穴に入ってしまった。
見続けていれば、目を悪くしそうな空間の中、二人は実里をじっと見据えて泳ぐかのように体を動かすが手応えが一切感じられない。
それどころか側にいる相方の叫んでいる声も届かない無音の空間。
体感にして数秒か、それとも数時間か。時間感覚もあやふやの中、二人の進路は実里とずれ、急速に見えなくなってしまい、二人もまた、その空間へと消えてしまった。
二人が目を覚ましたのは、石造りのかなり広い空間。天井を支える石柱が何本も立ち、部屋の奥は階段状に高くなっていき、玉座がある。そして、扉から玉座まで続く赤いカーペットが敷かれていた。
「この謁見の間は……」
「私達は王都へ飛ばされたのでしょうか」
「いいえ、あなた達の持つ記憶の中で、この場という性質に最も強く反応した風景です」
不意の声に二人が振り向く。複数の人がドカドカと足音を鳴らし、実里の物より長く、両手で持つ大型の物を向けてくる。
いや、人でいいのだろうか。中には巻角を持っていたり、翼や獣の尾を持つ者もいる。
「不正規の手段でお越しになっているので、このような対応を取らせていただいております。変な動きをしない限り、我々は敵対するつもりはありません」
武装をしていない、最初に声を掛けた人が説明する。
その人は縦に割れた金の瞳を持ち、間接部には爬虫類のものを連想させる鱗が生えている女性。そう、二人は知らないが、実里の専属であるサツタだ。
「あたしたちをどうするつもりだ」
警戒をつづけるシルヴィが動かないまま質問をする。
「本来の
説明をするサツタの目が細くなる。
「あなたがたはあちらで実里の仲間です。ある程度の配慮はします」
「配慮ねぇ……これは過激すぎやしないか?」
「信頼できる人物にしか教えていない入口から、知らない人が入って来たら警戒しませんか?」
「そいつぁ、ごもっともだな」
ツッコミを入れるもド正論で返され、床に両手を付き、続いてシャーリーも両手をついた。
「さっき、ミノリさんの名前が出てきましたが、ご存知なのですか?」
敵意なしと判断されるも、念のためと二人の後ろに武装警備員二人を連れ、施設移動中に質問するシャーリー。
「えぇ、知っています。何よりも私が担当ですから」
『担当?』
二人の疑問にサツタは薄く笑みを浮かべて答え、タブレットを通して実里に自室に戻るようアナウンスをする。
その後、二人はサツタとどんな関係なのかと色々聞き出そうとしたが、実里の部屋に付くまで全てのらりくらりとはぐらかされつづけるのであった。
「実里さん、お客様をお連れしました」
『はーい、開けるねー』
扉の横から流れる実里の声にシャーリーとシルヴィが首を捻っている間に戸がガシャリと音を立てて開いた。
「お客さんってめず……えっ! シルヴィさんにシャーリーさん!? どうしてここに!」
実里は戸を開くと同時に驚き、少し逡巡した後、警備員を除いたみんなを部屋に招き入れた。
実里の部屋で経緯を聞いた実里は、その転送時の様子に顔を青くしていた。
「ナニソレコワイ……とゆーか、毎回わたしそんな感じでここに帰ってたの??」
思わずそんなツッコミを入れるが、目撃した二人が助けようとする気持ちもわかってしまう。
実里は謝罪と感謝を述べ、サツタを交えて『当所』としての立場を確認しながら、今後の活動を話し合う事になった。
結果、サツタは渋ったものの、パーティー内での情報格差は問題があるとして実里を通して小型インカムのような通信機器が貸与される事に。
対価となったのは、シルヴィ達の住む世界の情報だ。やはりあの世界の管理者つまり神からの情報はいい加減らしく、アテにならないそうだ。
今までは調べるのに諜報員を送っていたが、現地からの協力を頂けるのならそれに越したことがないとの判断だ。
そして、過去の通信状況のログを見せ、このように運用されると説明される
「これ、対価にしては破格すぎませんか? 戦いの常識が狂います。しかし、これ以上の見合った差し出せるものが、無いのもまた事実で……」
「あぁ、それ程あたし達に期待しているんだろうが……しかし、ミノリの気配察知は鋭すぎると思っていたが、これが理由か。これは隠れられねぇ」
自身に有利すぎる不平等取引に戦慄するシャーリーに、実里の初動に納得するシルヴィ。
当事者であるはずの実里は、この情報の重要性に理解ができないようで、頭をひねるばかりであった。
話が一通り終わり、二人は先に宿屋へ戻ることに。実里はまだ買い物やケースのアップデートがあるので、しばらく後に戻ることとなった。
第三十三章 ジオラマ
あれから数日。木製土台が出来上がり、実里の依頼品制作が本格的に始まる。
四隅に柱を立てて焼いた土を敷き詰め地面に、樹皮を巻いた様々な太さの円柱木材をいくつか立てて木の幹に、隅に小石の小さなタイルを立てて城壁に見立てる。
地面に草などを模倣して生やし、円柱木材に枝などを装飾していると、今回の依頼品のメインとなるミニチュアのプレートアーマーが届く。シャーリー曰わく、職人のお弟子さんによる品物だ。なお、実里の指定により、鎚目は散々残り、品質としてはかなり悪く見える。
しかし、実里にとってはこれ以上とない素晴らしい品物に見えるのだ。
実里は躊躇いもなく鎧の胸に穴を空け、数条たがねで抉り、大きな破損も作り、数多の傷をつける。
そして、たっぷりの塩とレモン汁を混ぜた水に浸けた。
「ミノリさん、これは何をしているのですか?」
疑問に思ったシャーリーが聞く。
「え、錆びさせてるんだけど?」
「錆? それは何年もかけないとできないのでは?」
「まぁ、普通はそうだよねー」
にこにこしながら実里が応対し、土台の方の作業をつづける。
時折様子を見つつ、最後に引き上げた時は、錆が盛り上がり、いったい何年放置したのか。というほどの朽ち加減だ。
あまりの短時間での朽ち加減にシャーリーは驚き口をパクパクさせている。
「自然科学って偉大だよねー。勉強すれば再現が簡単になるし」
「ミノリさんって実は偉大な賢者では?」
「ただの学生だよー」
そう実里はにこやかに言うが、学生とはいえど根本的な技術レベルが違っているのである。
錆の後処理を済ませ、『当所』で調達したウェザリングパウダーで汚していく。
先ずは砂のような茶で汚し、苔のような緑で汚す。
それをそっとセットし、それに見合う装飾を施す。
「ふぅ、これでほとんど終わりかなー。後は仕上げと調整をして……」
「いやいや、なんだよこれ、まるで本物を切り取ってきたみたいじゃねぇか。これでまだ終わってないのか?」
「お金をもらうんだからね。それだけに拘りたいじゃない」
「もう職人と名乗っていいんじゃねぇのか?」
「もー、私はまだまだ素人だよ」
謙遜する実里に二人揃ってナイナイとツッコむのであった。
完成させた翌日、布を被せられた作品を持って、教会へと赴く。
「あぁ、全力尽くしたけど、やっぱり緊張するー」
「いや、彫刻家もびっくりな出来だろうに」
冷や汗をかく実里にツッコむシルヴィ。
実はここまで手を掛けた作品は初めてなのだ。
「そうですよ。私は大金貨支払われてもおかしくないと思いますよ?」
「まって、
そんな会話を聖堂でしていると、依頼主の神父やシスターがぞろぞろとやってきた。
「完成したとお聞きしましたので、拝見できる一同集めて参りました」
神父、確かトマスと言っただろうか。彼は恭しく頭を下げた。
その人数に思わず実里は顔をひきつらせるが何とか冷静を装う。
「そ、それれは……それではさっひょくお見せしても?」
ダメだったようだ。
実里はそっと被せ布を取り、中身を露わにする。
それは、森の中、木立に寄りかかる中破し錆びた鎧。
鎚目の跡は魔物との戦いで変形したように見え、穴や線の傷跡は牙や爪を受けた跡か。
鎧には砂をかぶり、苔むしり、蔦も絡まっていることからかなりの年期を感じさせる。
奥の一部を飾る小石のブロックは城壁か。
そして、ジオラマの四隅には柱があり、天井を張るかのように網が付けられている。
実里は最後に、網の上に木の葉を散らし、木漏れ日を再現させて完成と宣言した。
「ジオラマ作品、題は『誰も知らない英雄の墓標』です」
実里の作品に皆が皆嘆息する。
「天井の葉っぱだけは自然ものなので、必要に応じて皆さんで取り替えてください」
連絡事項を伝えようにも、皆は作品に夢中となっているため、実里の声は届いていないようだ。
ようやく落ち着いてきたところで、トマスが実里へとむいた。
「感動を覚えるものをありがとうございます。大事に扱わせて頂きます。報酬は後程、冒険者ギルドにお届けいたします」
謝辞を頂いた後に改めて木の葉の事を説明した。
「うーーんっ! あそこまで本格的なジオラマ作ったの初めてだったから緊張したー」
教会から去り、宿に戻る最中、実里が伸びながら言葉を零した。
「いや絶対初めては嘘だろ」
シルヴィがツッコむが、実里はアレンジしたとはいえよく使われる構図を使った事や、汚し塗装自体は何回もしていると話すが、中々理解してもらえない様子。
「おーい、嬢ちゃん」
そんな中、職人通りを通っていると、見知らぬ男から声を掛けられた。
「げっ、カルさん」
まるで見つかってしまったかのような反応をするのはシャーリー。
よく見れば、彼の背にある建物は金床の看板が掲げられており、本人も煤けた厚手のエプロンを付けている。
「あの鎧、どんな風になったか見せてくれるよういっていたんだが、どうなったんだ?」
「あっ」
「シャーリー?」
「シャーリーさん?」
カルの言葉でシャーリーにジト目を向けるシルヴィと実里。
「だって仕方がないじゃないですか! あんなの見せたらカルさんが修理しそうじゃないですか!」
「いや、元からメチャクチャにすると言って注文したのはオメーじゃねぇか。それで勝手に修理するのは筋がちげぇだろ」
「うっ」
普段の頭脳担当であるシャーリーがいとも簡単に論破され、呻く。仕方ないとばかりに実里がそもそもの発注者だと名乗り上げ、経緯を話した。
「あんだけ質の悪いガッタガタな小さな鎧をこんだけほめられるのは、親方としても工房としても複雑な気分だな。妙な注文を寄越しやがって」
「あっははは……それについてはごめんなさい。どうしても私じゃ無理だから」
乾いた笑いをあげる実里。だが、茶化すつもりはない。
「で、見せてくれるのか?」
「えーと、教会に聞いてきますね? もし一緒に来ていただけるのならば、話は早そうですが」
そう聞いたカルは一度工房に戻ると、慌ただしく弟子と思われる人が一人飛び出していく。
「先触れを出した。楽しませてくれよ?」
そう笑うカルを連れ、三人は教会へとんぼ返りするのであった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます