概要
かつての悲惨な合戦跡があり、空襲の跡があり、ひどい環境の刑務所もあり、屠殺場もあった。
そして人が何百人も死んだ。
……もちろん、根も葉もない噂である。しかしこの村で幽霊に会おうと、切実な思いを鞄にぶら下げて男はやってきた。
これは、『恐ろしい』という気持ちは『無知』からやってくるという事を語る、真夏の怪談である。
はい/はい
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- ★★★ Excellent!!!超絶ビビリ男による、饅頭怖い
笑いました。
本作、落語調に書かれたお話。
軽快な語り口調で、すらすら読み進み……いや、かなりの頻度で笑わされるので、手は止まります。それもビビるんかい!と。
饅頭以外は、なんでもかんでも「ギョエエ!」と悲鳴を上げてビビる男が、勇気を示すため田舎へやって来る。そのビビリ具合からしてまずは滝行でもしたほうが良いんじゃないかと思うくらいビビリさんなのですが、なぜか勇気を見せるため幽霊が出そうな村へ。
そこで男はやはり「ギョエエ!」を大連続するわけですが、そのオチでたぶん「ギョエエ!」したいのは……。秀逸なオチに驚かされます。
お勧めです。ギョエエを笑い、ギョエエしましょう - ★★★ Excellent!!!正真正銘のビビり VS 百鬼夜行の白装束
有名な落語『饅頭怖い』とは一味違って、こちらの主人公は根っからのビビり。
自分の陰にさえギョエエと叫び声をあげだす始末です。
そんな自分を変えるべく、男は肝試しをしようと思い立ちます。
……試すような肝はないんですけどね。
それでも山の中の小さな村までやってきて、乗り越るべく恐怖体験を探します。
いい具合に見つけた白装束の集団。
彼らとの邂逅で、男は変わります。
エエ、確実に。
あらすじに書いてありますよね。
『恐ろしい』という気持ちは『無知』からやってくるという事、だと。
しっかりと知らしめさせてくれる、美味なオチでした。
いやぁ……饅頭怖ェ。 - ★★★ Excellent!!!ある意味で、「恐がり」の才能を持つ男。その恐怖の先には何が待つ?
とにかく主人公がぶっ飛んでいる! その点がとにかく強い印象を持った作品です。
主人公はとにかく恐がりです。ちょっとしたものでもビクビクとさせられ、普通の人が見たら普通のものでしかないものに対しても「ギョエエ」と悲鳴を上げる。
そしてギョエエ男と呼ばれるところまで行く主人公。
彼は恐がりを克服するため、「本物の霊現象」を体験しようと村を訪れる。しかし、どうも「本当にヤバそうなもの」とは出会えなさそうな雰囲気が漂い始めて……。
なんといっても終盤で「饅頭怖い」のイメージが二転三転していくところが秀逸でした。
盆踊り。そして出される饅頭。その饅頭の持つ意味は?
どんなもので…続きを読む