【童話】パパと息子くん、消えたい気持ち
野口マッハ剛(ごう)
夏休みが終わってほしくない息子くん
最近、息子の様子がおかしい。夏休みなのに暗い表情をしている。息子は小六。
パパとして今日は息子と向き合う。
「最近、何かイヤなことでもあったのか?」
しかし、息子の返事はない。
さて、これはどうしたものか?
困ったな。
「パパはボクが消えたら、どう思う?」
「うーん? そりゃ悲しいよ? お前だってパパが居なくなったら、どう思う?」
これに返事はない。
息子は何を考えているのだろうか?
「夏休みが終わってほしくない」
「そうだな。パパも夏休みが終わってほしくない」
「どうして?」
「お前の考えていることをちゃんと聞きたいからね」
これに息子は重い口をやっと開いてくれる。
「パパ、勉強も部活も友だちも全部がイヤだよ」
「そうか。パパに素直に話してくれて、ありがとう」
息子は目に涙を浮かべている。
「ボクは消えたい」
「そうなんだね。辛いね」
「うん」
しばらく息子の話を聞く。
一通り話し終えた息子。
「パパと二人でドライブに行こう」
「え? 良いの?」
「もちろんだよ」
息子はやっと笑顔になる。
(お付き合い頂き、ありがとうございます✨ 今回は子どもの消えたい気持ちに寄り添うテーマの童話です🤔 そもそもマッハさんは子どもは居ません😅 でも夏休みが終わるのは憂うつな気持ちは確かにありました。
子どもがもしも消えたいと言う言葉を使ったら、どうか否定しないで受け止めてあげてください。未来の話もNGです🤔 今の子どもの感情を受け止めるようにです🤔
何か気になる点があれば、コメントで😊 そこは違う、もコメントで😊
読んでくださって、ありがとうございます😃✨)
【童話】パパと息子くん、消えたい気持ち 野口マッハ剛(ごう) @nogutigo
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