第7話弱肉強食

第7話 弱肉強食ーエーペックス開幕


ーーエーペックスカップ初戦の舞台は、福島県本宮市。そこに8名の屈強な戦士が集まったーー。そして、その中には今回は伊藤もいた。伊藤がスイスポで鋭いブレーキングで駐車してカナタに迫る。


伊藤「おはよう!レース、楽しみだな!

まさか、ついにお前とやり合う時が来るとはなー!!」


伊藤がおおはしゃぎにガッツポーズを取る。

ついにカナタとバトルできるのが楽しみで仕方ないんだろう。

不適な笑いを浮かべながらカナタは応える。


カナタ「......伊藤...お前には負けない!!!

伝説を作るのは俺だ、、、!」


カナタがそういうと続々と歩いてスターティンググリッドに配置されたそれぞれの車に向かうレーサーたち。ついに全員がスタート地点に集合し、それぞれの車へと降り立った。さぁ、バトルの時間だ。


初戦 本宮ターンパイク

本宮市から三春滝桜から本宮市の

周回 30キロコース。

レース10周分。1周3キロ。

・春には日本三大桜の一つ、三春滝桜が見頃を迎えます。

周辺はのどかな田園風景が広がり、ドライブに最適です。

・1時間で周回可能。


ーー静寂を切り裂くサイレン。

上空をヘリが旋回し、

スタートラインに並ぶ8台のマシンが

哮を上げる。

5、、4、、3、、2、、1、、

......START!!!


スガアアアアアアア!!!!

ギュウウウウウゥン!!

パァァンパパァァァァンゥゥ!!!

ゴギャアァァァァ!!!!


8台のレーサーの咆哮が一気に響いてくるーー。空気が震えて爆発するようなスタート音。ホイールスピン、バックファイアー煙を撒き散らしながらエーペックスカップ初戦が幕を開けたーー!


ポルシェ911GT3菜園が先頭に躍り出たー!!

その後ろをアヴェンタドールのオルティスと

謎のヘルメットの男であるブガッティ シロンのMR・TAKAが接近していたーー。


菜園「来るのかー!?アヴェンタァァ!!!!!」

オルティス「この状態ーーまさに弱肉強食だな。食われるか食われないかっていう世界ってこういうことだったのか......。......ここで決めようぜ。本当に誰が速いのか!!!グリップが最強なんだよォ!」


エーペックスカップは海外で注目を集めて国内でもやることになった

大人気のエンターテイメント式のレーシングカップだーー。


オルティス「こっちもいくぜーー!

このアナコンダのように鋭く...クロコダイルみたいに食らいつくアヴェンタドールでぶっちぎってやらァ!!!」


ーーだが、その瞬間ッ!!

黄色いチャンピオンイエローの

スイフトスポーツがうち内側から突っ込んだー!!!


おおっとァァァァァ!?????

オフサイドのインからチャンピオンイエローォォォォー!!!

伊藤翔太アアアアアアア!!!

樹里オルティスの背後に張り付いてコーナーで

油断したスキにすでにイン側へ捻じり込み仕掛けていましたァァァァァァ!!!!!


伊藤「こっちは軽いんだよオォォォ!140馬力の獣を舐めるなァァァァ!!!!」

スイスポが一瞬アヴェンタドールのインを刺す!しかし、タイヤも悲鳴を上げてギリギリでスライドを回避した!


オルティス 「ーー危ないな君。しかし......これはまぁ......少し見くびっていたよ。

これは、負けられないな高校生という若さにーー。」

「......それにしてもなぜヒルクライムでこんなスイフトスポーツが今でも前に出られようとできる?」

「ふざけているのか!??そんなことできる人間の本能だなんてーー4ぬぞお前......」

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