第4話 初めての武術訓練!

雇用主さんに言われた。

「お前は明日から武術訓練をしてもらうぞ…

なに、お前にとって最高の教官をつけてやる♪」


で、待たされてる。……もう2ミッツ半!

そして、そう思ったらなんかちっこいのがおっきいのを肩に乗せてるっぽい影がこっちに近づいてる。


ぁ、段々光でシルエットが視えてきた。

「待たせたの。」

そう言ったなのは、アミィを担いだ雇用主でした。


僕は

「アミィに何をした!」


一方的とはいえ、肌を合わせた間柄。一緒に住んでる。

…その相方がぐったり担がれていい思いがするものか!

「雇用主、アミィに何をした!」

繰り返し問う。


雇用主は

「こやつが嫌がるもんで、鳩尾アッパーかましただけじゃ♪」

そう言ってアミィを(ぽい)と僕に投げつけた。

僕はアミィを受け止めた。

そしてアミィを近くの木の下に寝かすと


「……雇用主!許さんぞ!」

すると雇用主は、

「まぁ待て。 素手でわらわに勝とうと思うな。

まず、わらわの話を聞け。」


僕は荒ぶる心を抑えて雇用主の話を聞く事にした。


「お前の教官は、アミィにしたのじゃ。

ただ、奴が嫌がっての?

わらわに向かって来るから鳩尾アッパーで黙らせた。」

僕は

「他に無かったのか?」

その答えに雇用主は

「わらわに刃向かう者は、部下でも容赦せん!」


「貴様ー!」

そんな僕に雇用主は

「落ち着け! バカモノが!」

「くそ、幼女なのに勝てる気がしない……だけど死ぬ気なら一撃は与えられるかもしれない。

アミィ、僕もそっちに行くよ!」

「落ち着けぇ! アミィは死んどらんから、まずは深呼吸しろ。」


……その言葉にハッとした。

「くっくっく♪ アミィに聴かせたかったの、主の想い。」

……落ち着け。言葉を拾え。

半ミニッツ辺りで怒りの部分の雇用主の言葉を知った。

僕は

「雇用主、アミィが嫌がってたのって…」

「うむ! お前を傷つけたくないのが理由じゃな。」


雇用主が、

「新たなお前の教官が来たようじゃ。」

そう言ってそそくさと岩の陰に隠れる雇用主。


隠れる速さは、うん、Gに勝てるな!

そんなことを考えてたら、空から二刀流?なイケメンが降ってきた!

……着地音が(ドッスーン)だったから足大丈夫かな?

僕は

「そこのイケメンさん、大丈夫ですか?」


いやいや、僕。何で声かけた?

……なんかこっちに走ってきたイケメンに肩をガッツリ掴まれて

「妹を助けてくれてありがとう!

MYBrother。」

……知らんイケメンが刀装備して降ってきたらいきなり兄弟扱い? ん?妹?


僕は、おそるおそる聞いてみた。

「……あの、間違ったらごめんなさい。

レミィのお兄ちゃんですか?」

その答えに

「そうか。まだ会うのは初めてだったかWWWWWWWWW」

いやいや、初めてっしょ?

困惑してたら、水晶を押し付けられたんだけど、ヤバい履歴でした。

……アミィさん?兄貴にハメ撮り送んなやと言うか、いつ撮った!


そんなイケメンさんは、

「自己紹介が遅れたね! 僕はレヴィだ。

よろしく、MYBrother♡」



刻の声「……いやいや、ありえんわ」

ウェイティ「……でしょう?」

刻の声「うん、今回はヤバい。」

ウェイティ「そんな訳で。」

刻の声&ウェイティ「次回!初訓練は何処?

レヴィ「MYBrother、内緒だ♪」

ウェイティ「…あれ?刻の声さーん!」

レヴィ「待っててくれてありがとう♪ 」

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