確かにあった愛なのに……そう、心は砂の城。僅かな潮の、心の満干で、すっかり変わってしまうのです。短くと凝縮された恋の行方のお話です。
・『光源氏に鉄槌を!』そんな理由で始めた小説から始まって、フィクション歴史系転生小説や、たまに短編小説とエッセイを書いているソコツ者です。 ・歴史が大好き、…
都内の病院の現実という冷たい日常から、すぐに夢の世界という幻想的で閉鎖的な空間へ移行する対比が見事で、物語にすぐに引き込まれます。夢の中の女性の狂気的な愛から、彼の解放を選ぶ自己犠牲的な愛への転…続きを読む
霧深い森の奥、小さな小屋にひっそりと暮らす一人の女。彼女は病院で眠り続ける男を、ただひたすらに愛している。現実では触れられない彼を、夢の中では独占できる。誰にも邪魔されず、誰にも奪われず、永…続きを読む
霧の中の、小さな家に住む女。女は男を愛し、男も女を愛していた。しかし逢瀬を重ねたその家に、次第に男は通わなくなる。女には孤独な時間が増えていく。誰にも渡さない───いつも霧雨が降り、永遠に晴…続きを読む
理想の存在。夢のような話。けど、理想の存在って、きっとつまらないと思います。自分の思い通りの存在。それよりも、予想を反する意見や、リアクションを見せて、へへへって笑う子のほうが楽…続きを読む
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