第14話 「友達」

プルルルルッ

ピッ

「もしもし、どうした?」

「暇だから遊びに行ってもいい?」

「嗚呼、良いぞ」

「ありがとう、飲み物買ってくね。何が良い?」

咖哩カレー

「それ飲み物じゃないよ...」

「、なんか適当に買ってくるね」

ピッ

.・゜゜・ ・゜゜・..・゜゜・ ・゜゜・.

ピーンポーン

「来たな」

ガチャッ

「やぁ、Aくん」

.・゜゜・ ・゜゜・..・゜゜・ ・゜゜・.

「ねぇねぇ、ゲームやらない?」

「良いぞ、マリモカートな」

.・゜゜・ ・゜゜・..・゜゜・ ・゜゜・.

しばらく一緒に遊んでいたが、

俺は途中で集中力が切れて、見てるだけになった。

「ふわぁ...(眠くなってきたな)」

「僕の邪魔をする奴は潰してやる!おりゃーどけどけー!」

.・゜゜・ ・゜゜・..・゜゜・ ・゜゜・.

「スピー」

「(Aくん寝てる笑)」

.・゜゜・ ・゜゜・..・゜゜・ ・゜゜・.

スタッ(ベッドから降りる)

「しまった、俺はあのまま寝たんだった」

「彼奴には悪い子としたな」

チラッ

チャットには、“見事に爆睡だったね笑”とか“またね!”とかが送られていた。

玄関の鍵が締まっていることを確認して、寝室に向かった。

.・゜゜・ ・゜゜・..・゜゜・ ・゜゜・.

















〚 解説 〛

家に友人が遊びに来ましたが、主人公は途中で眠ってしまいました。

目が覚めたのは真夜中。友人はメッセージを残し、いつの間にか帰っていました。

玄関の鍵が締まっていることを確認して寝室に向かった主人公ですが、何かおかしいですよね。

友人は寝ている間に帰宅したはずなのに、何故玄関の鍵が締まっているのか。

主人公が睡魔に襲われたのは偶然ではなく、手土産に持ってきた飲み物に睡眠薬を仕込んでいたのかもしれませんね。

わざわざ眠らせて、どこかに隠れるなんて、嫌な予感がしますね...。

何も気づかず寝室に云った主人公が心配です。

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