第3話 「寒い日」

この日は朝から、大好きなショッピングに来ていた。

「(大人っぽくて素敵、ちょっと高いけど買っちゃおうかな!)」

.・゜゜・ ・゜゜・..・゜゜・ ・゜゜・.

「(この赤いバッグなんか運命を感じる...買わないと損しそう!)」

「(5000円のお寿司ランチサイコー!めちゃ気分上がる!)」

先日お給料が入ったので、後先考えずかなりの金額を使ってしまった。

.・゜゜・ ・゜゜・..・゜゜・ ・゜゜・.

「やっば、今日だけでお金使いすぎちゃった...お給料が入ったからって調子乗りすぎちゃったよ...」

「次のお給料日までかなり節約しないと...」

「寒っ...部屋の中も外と同じくらいじゃん...」

「でも暖房は絶対付けない!節約しなきゃだし...」

「...とりまシャワー浴びるか」

.・゜゜・ ・゜゜・..・゜゜・ ・゜゜・.

「うわ、さっむ...一人暮らしだから寂しさで余計寒いんだけど...」

「暖房付けちゃおうかな...?」

ブンブンッ

「いや駄目でしょ!節約するって決めたなら節約しないと...」

「さっさと布団入ろー」

ポスッ

「あったかぁい......」

「このまんま寝よ。」

.・゜゜・ ・゜゜・..・゜゜・ ・゜゜・.














〚 解説 〛

散財してしまった主人公は、次の給料日まで節約しようと考えます。この日は気温が低く、家の中も外と同じくらいに寒かった様ですが、主人公は暖房器具を一切使いませんでした。

寒さに耐えられず布団に入るととても暖かかったようで、そのまま寝てしまう主人公でしたが

部屋の中が寒い時は布団乾燥機でも使っていない限り、布団も冷え冷えのはず。

それなのに、初めから布団が暖かいということは

です。

暖かい布団で温々している主人公ですが、違和感に気づいた時凍っちゃうんじゃないですかね...

寝ている場合じゃないですね、部屋の中に誰かいるかも知れません...

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