第6話 社会不適合者は「道を開けろ、俺が通る……!」って言うしかない
──私ね、優雅に、一つだけ大きい噓をついてるの。
なに?
──アパートに帰ったら、ゆっくり私の部屋で話すよ。
大事な話なのか?
──大事な話。
そっか、じゃあタバコでも吸いながらゆっくり話すか。
──あ、私の部屋は全面禁煙です。
じゃあ俺の部屋で。
──うん。
◆
アパートの最寄り駅で電車から下車した俺たちは、とりあえずコンビニに立ち寄った。
愛莉は俺に一つだけ大きい嘘をついているらしい。「大事な話なのか?」と聞いたところ「大事な話」と言ったので、おそらく長話になるだろう。
だから俺は久しぶりに紙のタバコが吸いたい。ついでに愛莉と食べるスナック菓子や飲み物などを買っておこうと思った。
コンビニに入った俺は買い物カゴを持ち、
「大事な話の前に、なんか飲み物とかお菓子とか買っとこう」
と後ろにいる愛莉に提案した。
「あ、うん。そうだね」
「俺はモンスターの緑と、じゃがりこ。愛莉も何か好きなの入れなよ」
「じゃあ私もモンスターの緑と、じゃがりこにする。じゃがりこ美味しいよね」
「酒は買わなくていいの? 俺は飲まないけど」
「お酒はいいや」
「酒を飲むと楽しい気分になれるよ」
「……楽しい気分で話していい内容じゃない」
──やっぱり重い内容の話か。なんとなく察しはついていたが。
「じゃあ会計しよう。俺タバコ買うね」
「うん」
俺は欲しいタバコの番号を確認してから買い物カゴをレジに置き、
「すいません。47番のタバコを1つください」
と、おばさんの店員さんに言った。ちなみに俺が買ったのはロングピースというタバコである。
俺は電子マネーとかよく分からないので現金で支払った。本当は電子マネーの方がポイントとか溜まってお得なんだろうな。
◆
アパートに戻り、俺の部屋に2人で入って、2人で小さな木製の長方形のテーブルを挟むように対面して座った。すぐクーラーをつけて、涼しくなるのを待った。
とりあえず最初はモンスターでコツンと乾杯した。
「かんぱ~い。KP!」と笑う俺。
「乾杯」と少しだけ笑う、シリアスモードの愛莉。
乾杯の直後、愛莉はモンスターを一口飲んで、無表情でこう言った。
「ごめん。やっぱり私は何も話さない方が良いかもしれない……」
俺は、モンスターを一口飲んで言った。
「そっか。嫌なら無理に話す必要は無いよ」
「……真実を話すメリットもデメリットもあるの」
「愛莉はデメリットを心配してるのか?」
「うん。山村先生が言ってたでしょ? 優雅が過去の記憶を思い出すことで、混乱や恐怖や不安が強くなるかもしれないって……私はそうなる可能性が心配なの」
「でも、真実を話すメリットもあるんだろ?」
「うん。私が真実を話せば、優雅が本当に前向きな性格でとても心が強い人なんだって証明ができる。優雅が無価値なんかじゃないことを証明できる」
「そうか」
「……私が私のことを無価値だって言うと、優雅はいつも絶対それを否定した。それは電車の中でさっき言ったよね?」
「うん。言った」
「優雅は私が鬱状態とかで落ち込んで『私には価値が無い。無価値なんだ』って言うと、いつも絶対それを否定してくれたの。『そんなことない。愛莉にはたくさん価値がある』って、いつも言ってくれた。だから私は今日まで、なんとか生きてこられたのかもしれない」
「……」
「家族を全員亡くしてからの優雅は、常に自分を責めてた。『俺なんて無価値だ』って何度も泣きながら私に言った。私は、優雅に大きい価値があることを何度も伝えたの。だけど、優雅は、ずっと泣いてた。それで、ある日、優雅は解離性遁走を起こして6年間も行方不明になっちゃった」
「そっか……」
「私は、優雅に今でもとても大きな価値があることを伝えたい。そのために、嘘じゃなくて真実を話したい気持ちがあるの。だけど、その真実は優雅にとって辛いものだから、言いたくない気持ちもある。言うべきか言わないべきか迷ってるの。私」
「愛莉が真実を俺に話して、仮に俺が何かを思い出して、俺の精神状態が悪化したとしても、それは全く大きい問題じゃない」
「なんで?」
「だって今の俺は一人ぼっちじゃないから。そばに愛莉がいるから。だから、どんな事が起きてもきっと大丈夫だよ。絶対なんとかなるよ」
「ありがとう」
「これから先の未来にどんな事が起きたって、俺は『まぁいいや』って思えるよ。憂鬱もどん底も、奇跡的に生まれた人間にしか味わえない財産だ。きっと、本当の幸せっていうのは、真の闇や憂鬱やどん底の先にある。最低を知ってるからこそ最高は輝く。俺は今までずっと群馬県で一人ぼっちで、宙ぶらりんで暗闇の中で生きてた。でも、今は違う。ここに愛莉がいる。未来を分け合う仲間がいる。今、目の前に」
「嬉しい。私も、どんな未来が待っていようと、それを優雅と一緒に分け合いたい。暗い未来も明るい未来も分け合いたい。そして、最後は幸せになりたい」
「その為には、愛莉が辛い真実を話す必要がある。……なぁ、愛莉が俺にずっとついてた大きな嘘って、なんなんだ?」
俺が真剣にそう訊ねると、愛莉は俺の目を真っすぐ見て、真剣にこう言った。
「私は、優雅の家族4人の死因について、最初からずっと大きな嘘をついてた」
「死因?」
「……本当の死因はね、高速道路での事故じゃないの」
「じゃあ、なんなんだ? 俺の家族の本当の死因は」
「……優雅だけを残した、一家心中」
「そっか」
「大丈夫? もし少しでも辛くなったらすぐ言って」
「いや、全然辛くない。今のところ」
俺はそう言って無表情でモンスターを一口飲んだ。そしてこう言った。
「……冷静に考えれば、高速道路での飲酒運転の大型トラックによる多重事故が俺の家族4人の死因だとしたら、おかしな点がある。家族4人が死亡してるのに俺だけが無傷で何の後遺症も無く健康体っていうのは不自然だ。体のどこかに傷があっても全然おかしくないのに、俺の体には自傷痕しか無い」
「……」
愛莉は俯きながら黙り込んだ。
そして疑問に思ったことを愛莉に複数、訊ねた。
「なんで俺の家族4人は自殺したの? あと、なんで俺だけは生き残ってるの?」
「まず、優雅の家族5人はね、優雅も含めて全員が精神疾患を持っていたの。優雅のお父さんは統合失調症が悪化して、仕事をリストラされてた。お母さんは双極性障害だった。お姉ちゃんも双極性障害だった。妹さんは鬱病で、優雅も当時は鬱病に苦しんで、ニートだった」
「壮絶な家族だな」
「マンションで同棲してた私は優雅から何度も家族のことに関して相談されてた。お父さんが統合失調症の陽性症状を発症してしまって仕事をリストラされた時も、お母さんが双極性障害の性的逸脱行為で不倫してしまった時も、お姉ちゃんが自殺未遂をした時も、妹さんが鬱で学校に行けなくなった時も。だから私は優雅の家族のことに関しては、よく知ってたの」
「そうか」
「優雅自身も、過去に何度か自殺未遂の経験がある。それで神奈川の精神科に入院してた時期もあった」
「それも覚えてないな。一家心中を提案したのは、誰?」
「優雅のお父さん。全員生きるのが苦しいなら、もういっその事、家族5人みんなで死のうって。その時の優雅は泣きながら私にその事を話した」
「……そうなんだ」
「優雅以外の家族は、みんな一家心中に賛同した。でも優雅だけは一家心中を最後まで拒み続けて、なんとか家族の心中を止めようと最後まで必死だった。家族の中で優雅だけは、どれだけ人生が辛くても、生きることを選択したの」
「でも俺は、家族の死を、止められなかった?」
「うん。優雅は家族を説得するために、何度も実家に帰って、その度に何時間も家族と話してた。そこに私も同席したことが何度かある」
「そっか」
「6年前の夏の朝、優雅はいつものように車で実家に帰って、死のうとしてる家族を説得しようとした。でも、優雅が実家の鍵を開けて中に入っても、家の中には誰もいなかった。優雅が家族にすぐ電話をかけても、誰も出なかった。優雅はすぐ私に電話をかけた。私は会社をすぐに早退して、車で何時間も一緒に優雅の家族を探した」
「うん」
「夕方、河川敷の隅に、大きくて黒いテントが一つあったの。私たちはすぐに車から降りて、走ってそのテントに向かった。そのテントには『危険なので入らないでください』っていうマジックペンで書かれた張り紙があった」
「……」
俺は無表情で愛莉の話を聞いている。次に愛莉が言う言葉を、俺は予測できた。
「そのテントの中には、優雅の家族4人の遺体があった」
俺は無表情で、
「そうか」
とだけ呟いた。
俺はモンスターを一口飲み、ロングピースというタバコの包装を開けて、1本取り出して、口に咥えて100円ライターで先端に火をつけた。肺まで煙を届かせて、左横を向いて鼻から煙を吐いた。正面にいる愛莉に副流煙を当てたくないからだ。しかしあまり意味は無いだろう。
俺は無表情で言った。
「話してくれてありがとう。気が楽になった」
「どういう事?」
「俺の家族の死因が分かって、悪者は誰もいないんだと分かった。飲酒運転の大型トラックの事故に巻き込まれて死んだのなら、明確な悪者がいる。飲酒運転のトラックドライバーだ。でも、俺の家族はみんな精神疾患に苦しめられて死んだ。なら、俺が憎むべき明確な悪者や敵はどこにもいない。俺の家族は自殺したんじゃない。精神疾患に殺されたんだ」
「……優雅」
「愛莉も1本吸う? タバコ。俺の彼女なら多分、喫煙者だろ」
「喫煙者。優雅に影響されて吸い始めた」
「ほら、やっぱりな」
「でも、タバコ吸う気分じゃない……」
「もう暗い話はここで終わりにしよう。愛莉はシリアスモードを解除してくれ」
俺は手をパチンと叩いて、
「はい、解除」
と言った。
しかし当然、愛莉の表情は明るくならない。なので俺はこう言った。
「愛莉は優しいな。俺という人間の本質を教えてくれた。俺はどんなに辛いことがあっても決して生きることを最後まで諦めない男だという事を、教えてくれた」
「でも、私が本当の事を言ったことは間違いかもしれない。最後までずっと言わない方が良かったのかもしれない」
「さっき愛莉が自分で言ってただろ。どんな未来が待っていようと、それを優雅と一緒に分け合いたい。暗い未来も明るい未来も分け合いたい。そして、最後は幸せになりたいって。どんな未来もこれから2人で分け合って生きていくなら、どんな過去だって2人で分け合うべきだ」
「ありがとう」
「どんな未来も、どんな過去も、どんなタバコも、2人で分け合うべきだ。そして最後は一緒に幸せになろう」
「そうだね。じゃあ私に1本ちょうだい」
「いいよ」
俺はライターとタバコ1本を愛莉に手渡した。
愛莉は手慣れた様子で口にタバコを咥えて先端に着火し、口から煙を吐き出した。
「おいしい」
と言って愛莉は笑った。
俺もタバコを吸いながら笑った。
◆
翌日は土曜日で、俺は作業所の仕事が休みで暇だった。現在、朝の10時。俺は特に何もすることが無くて、ぼーっとYouTubeを眺めていたり、趣味の小説執筆などをしていた。ちなみに今俺が書いている連載小説は内容が重い。俺の趣味は自分が書いた小説をネットに投稿することだった。俺は普段読書をしない。小説を書くときは自分の思想などをテーマに反映させることが多かった。
まぁそんな事はどうでもいい。
俺は土曜日、自由な趣味の時間を過ごしていた。
愛莉は今、何をしているのだろう。
愛莉は3DCGや映像関係の仕事を在宅でしているらしいが、収益は自動化されているようで、普段はゴロゴロしてばかりで働いていないそうだ。前、愛莉が言っていた。
俺の精神状態に問題は無かったが、愛莉の精神状態が少し心配だった。
昨日の会話があって、愛莉はもしかしたら軽躁状態から変わってしまっているかもしれない。鬱転して、落ち込んでいたらどうしよう。
そう思った俺は隣の▲▲▲号室にいる愛莉に、
『体調は大丈夫?』
とLINEを送った。
すると、50分後に既読が付いて、
『ワイ、ちょっと体調悪いかもしれへん』
と謎の関西弁が返ってきた。
昨日、愛莉に無理をさせてしまったか……。
『今から様子を見に、あんたニキの部屋に行ってもええか?』
と謎の関西弁で応戦した。
すると、
『ええで。今ベッドで横になってる』
と返信が来た。
◆
俺は愛莉から渡されている▲▲▲号室の合鍵を持って、●●●号室から出て、愛莉の部屋に向かった。鍵を開けて、玄関でサンダルを脱ぎ、ゆっくり愛莉の部屋に入った。
愛莉はクーラーを効かせながら、タオルケットをかけて、ベッドで横になっていた。愛莉はちょっとだけ枕から顔を起こして、一瞬俺と目が合って、またすぐベッドに頭を置いた。
彼女は目を閉じて、長い溜息をついて、だるそうに言った。
「おはよ、優雅……」
「おはよう。昨日の愛莉は、ちょっと無理しちゃったな」
「うん……」
「俺は普通に元気だから安心してね」
「そう。ならよかった。私、自分のことを責めてたの。優雅にあんなこと言わなきゃよかったって」
「まぁ、あれを話す愛莉の負担はでかいだろうなと思ったよ」
「あれを聞く優雅の負担の方がでかい」
「2人いれば負担は分散できるから、安心だな」
「そうだね……」
やはり愛莉は鬱転してしまっている。
鬱特有の、自分を責めるモードに入っている。
愛莉が鬱の時、しつこく長居するのは良くない。できるだけ簡潔に話を済ませて、自分の部屋に戻ろう。
「必要だったら俺にLINEしてくれ。じゃあ、またな」
「うん。またね」
俺は愛莉の部屋を出た。
◆
俺は自分の部屋に戻って色々考えた。
俺も鬱の経験があるから分かるが、鬱の時は負の感情や自己嫌悪が酷いのと、ベッドから起き上がれない。あとは『放っておいてくれ』『今は一人にさせてくれ』『相手に申し訳ない』という感覚になりがちである。
姿だけを見れば、ただベッドで横になっているだけに見えるが、鬱病患者の心の中では負の感情が複雑怪奇な迷路のようになっていて、本人も抜け道や正解ルートが分からない。
迷路という表現も出来るが、線がめちゃくちゃ多い超複雑な“あみだくじ”という例えもできるかもしれない。線の数が多すぎて遠くから見ると1本の太い線に見えるから、周囲からはただベッドで怠けているだけのように見えるのだが、実は超細かい線が1本1本引かれており、本人は長い長い“あみだくじ”の中にいるのである。その“あみだくじ”が終わった時、鬱が寛解する。
つまり鬱病患者の心は複雑だということだ。
鬱病は断じて甘えではない。
愛莉のような躁鬱の患者の場合、元気な時もある分、鬱の時が余計に誤解されやすい。
躁鬱の患者は記憶の連続性を持っているが、感情の波を自分でコントロールできない。昨日できていた事が今日はできないという事がザラにある。
あと俺は数年前にネットでよく使われていた「理解ある彼くん」という言葉が好きではない。
別に理解しなくていい範囲は、理解しなくていい。
そもそも俺自身が俺の心や精神構造をまだ理解していないのだ。自分を理解できない人間が他人を理解するのは不可能である。
よって俺は愛莉にとっての「理解ある彼くん」ではない。
言い換えるなら、「理解しようとはしてるが深くは理解できない彼くん」だ。
◆
という事を考えていたら、いつの間にか、お昼になった。
愛莉の軽躁状態が今日も継続していたら、一緒にレストランでメシでも食おうと思っていたが、愛莉が鬱転しているので、適当に冷蔵庫にあるスーパーの惣菜をチンして食べた。
「……」
適当にノートパソコンでYouTubeを見ながら無言で食べる。
愛莉がいない生活になると、急に元の自分に戻ったような感覚になる。
もしかすると愛莉は幻で、隣の部屋は空き部屋かもしれない。
そんなことを妄想していたら、俺の心の中のIKKOが「まぼろし~!!」と言った。
直後、愛莉からこんなLINEが来た。
『生きるの疲れる』
『そうだな』
『あんまりこういうこと言わない方が良いね。ごめん』
『なんでも言っていい』
『なんでも言ったら優雅を傷付ける』
『長く付き合ってたら、俺も愛莉を傷付ける事あっただろ』
『あったね。優雅の精神状態がおかしかった時だった』
『ごめん』
『謝らなくていい。当時の優雅は鬱とか躁とかで、精神状態おかしかったから』
『昔の文豪とか哲学者とか思想家は、みんなこの世は生きづらいって言ってる。だから俺はもう割り切ってる。あ、そういうもんなんだなって』
『私たちみたいな社会不適合者の居場所はどこにあるの?』
『そんなものは無い』
『優雅は昔から趣味で小説を書いてるでしょ? だから社会不適合者の居場所くらい教えてよ』
『道を開けろ、俺が通る……! って言うしかない』
『道を開けろ、私が通る……!』
『その調子だ。道を開けろ、俺が通る……!』
『道を開けろ、私が通る……!』
『それを日常的に口癖にすると、みんな道を開けてくれて、外を歩きやすくなるよ』
『外で言ったら、ただの不審者じゃんwww』
『本質的にみんな不審者なんだよ。社会不適合者っていうのは』
『私は不審者になりたくないから優雅が勝手に不審者になって』
『おい、どんな未来も一緒に分け合うって話はどこに行ったんだ。愛莉の鬱期が終わったら、「道を開けろ、私が通る……!」って言う訓練をした方が良いな。もちろん外で』
『やだ』
『道が混雑しててもいいっていうのか』
『別に混雑しててもいい』
『そっか』
『うん』
『それにしても、社会不適合者の居場所っていうテーマは、なかなか難題だぞ』
『私の居場所は優雅になってる』
『そうか。なら愛莉の問題はこれで解決だな』
『優雅の居場所は、どこにあるの?』
『愛莉を居場所にしたら、やがて共依存になるかもしれない。それは良くない。共依存っていうのはお互いが苦しいのに離れられない悲しい事例だ』
『共依存になったら、お互いにメリットが無いね』
『そうだな。お互い、健康になれたらいいな。いつか』
『私、一生メンヘラ治らない気がする……』
『そう思うならこう言え。道を開けろ、私が通る……!』
『道を開けろ、私が通る……! どいてくれ……!』
『いいね~!!!!!』
『なんなの、このLINE』
愛莉の冷静な言葉に、俺は一人の部屋でヘラヘラ笑った。楽しい。
~第7話に続く~
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