第2話

連日の猛暑に見舞われる中、男性でも日傘が必須になるほど日差しが暑い。

人が環境に与える影響は4%と言われているが、その4%の大切さを俊は頭の隅に置いておいた。ただの温暖化なのか、何かしらの理由で生命体が弱るほどの暑さになっている。人だけではない。動物や植物さえも夏の猛暑に耐え切れていなかった。もちろん俊も実感していたし、俊の仕事仲間でも話題になっていた為、対処方をニュースで流す為にこの猛暑を乗り切る方法を模索し打ち出す。俊の頭の中で構造を組み立て、販売するまで最短で進める。そのため、俊が企業の開発部に直接指示出しするという大胆な行動に出ていた。同時に、薫への連絡も怠っていなかった。いくつか対策を打ち出し、国民は外出を出来るだけ控えて乗り切るつもりでいた。


この猛暑の原因は地球の軌道がずれているのか、はたまたマントルの活性化か、太陽の活性化か、、、そのくらいに自然現象でないと、たった4%でできることなど無いと俊は考えていた。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る