第19話 なかよしこよし?なハプニング?

 あの騒動?から、1週間経った。俺、智華さん、沙莉の3人で一緒に出かけることを約束した。俺と智華さんは夫婦、でも沙莉は俺の後輩で、智華さんの友達…といった三角関係だが、意外と2人とも意外とあんな感じだったけど今はそんなことはないらしい。

「麗杜君、沙莉ちゃんと出かけるけどどこか行きたいところはある?」

 俺がソファに座ってスマホゲームをしていると智華さんが声をかけてきて俺の隣に座った。

「う〜ん?そうだな〜、逆に智華さんは行きたいところはないの?」

「私は、麗杜君たちに行きたいところを任せるよ」

 と、言われても…俺が行きたい場所…どこだろう?

「うう〜ん…思いつかないな〜」

「じゃあ、沙莉ちゃんはショッピングモールでお買い物がしたいって言ってたけど、そこでいい?」

「うん、いいよ」

 場所は決定した。日時も決定しているのでこれでいいだろう。

 当日

 俺達は約束の時間30分前に来たが沙莉が待っていた。

「おはよう…沙莉ちゃん、早いね」

「麗杜先輩、智華さん…!おはようございます!楽しみすぎて早く来ちゃいました!」

「そういうもんなのか?」

「そういうもんなんですよ、先輩…」

 そう言った、沙莉は苦笑いをしていた。俺って…そんななのか…?

 そんな事がありつつもバスに乗り…ショッピングモールへと向かった。

 バスの車内でも周りに気をつけながら話した。ここでも他愛のない話や世間話など主婦のような会話だったが、意外にも長く続いた。10代3人がこんな会話をしている光景は異様だろう。

 そんなこんなでショッピングモールに着いた。先に行きたいと言っていた沙莉の場所から行くことにした。

「ここは…服屋…?」

 そう、レディースの服屋だった。やはり、沙莉は現役JKだからおしゃれも嗜む年頃なのだろう。

「2人で選んでていいよ、俺はそこのベンチに座って待ってるから」

「うん、わかったよ、麗杜君も他の場所が見たかったら。行ってきていいよ」

「そう、わかった。それじゃあ…行きたい所があれば行こうかな?」

「うん、行っておいで」

 そうして、。目に入ったお店へ行くことにした。

「ここは…!猫カフェ?こんなところにもあるんだな…」

 俺は猫が好きだし、一度行って見ようかな?

 こうして、俺は猫カフェに入って猫と戯れることにした。

 「にゃーん」

 猫が俺の近くに来てスリスリしてくれた。

(な、なんだ…………こ、この子………可愛すぎんかぁ〜♡)

 俺は気づいたら猫を抱っこしていた。この温かさ、この手触りの良い毛そしてなんと言っても、この愛くるしい見た目であるっ!

「可愛いね…ほんと…可愛い…!大好き…!」

 人の目も憚らず猫吸いをし、快感を得ていると窓から覗いていたのは……

 何してるのと言わんばかりの視線で俺の方を見てきたのは智華さんと沙莉だった。

 「あ…」

 俺は猫を抱きながら呆然とした。そうして、猫が俺の腕からするりと抜けていった。

 どうしよう…この空気感…どう説明しようか…!

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