第2話 おじいちゃん

私が6ヶ月の頃

母方のおじいちゃんが寝たきりだった

ガンの治療虚しく転移があり

自宅で見とる方向だったそうな


真っ暗な和室の真ん中に

ポツンと引かれた布団

おじいちゃんの横に寝かされる

初孫の私


襖の上には

大じいちゃん大ばあちゃんの写真が

飾ってあった




いつもおじいちゃんと私をを見てる写真

いつも通りの光景だ





別の日にまた同じようにおじいちゃんの

横に寝かされる私






大じいちゃんと大ばあちゃんの写真が

目が真っ赤に見え怖くて泣いた

それ以来あの部屋には入らなかった

(入れられるとガン泣き)


その後すぐおじいちゃんが亡くなった

見守ってくれてたと信じたい

第2話完

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