閑話・【アンリアルウィッチ】のための髪飾り――⑥
しかしこの場合、何がどうなるのだろうか?
そんな漠然とした
「いらっしゃいませ! ――――あら」
イチコさんはすぐに髪飾りに気付き、
「いらっしゃい。今日は、とても素敵な髪飾りをしておいでなのですね。
「――ええ、これは、とある鍛冶職人の
――喋った。
クラリスさんが、始めて、イチコさん相手に、
いや、心の声を
「まあ、そうでしたか……! 本当にお似合いですよ」
「ありがとう。私も、とても気に入ったわ。――それで、イチコドールさん。少し、お話、できないかしら……?」
「ええ、喜んで。何を話しましょう?(笑顔)」
「ありがとう」
そして、クラリスさんはイチコさんへ一歩近づいて――――彼女の手を、両の手で包むように取った。
「……?」
「……?」
「……?」
「私は……あなたに想いを寄せています。どうか、聞いて。私の名前はクラリス、クロエクラリス。イチコドールさん、あなたの面影が忘れられなかった。私と真剣なお付き合いを前提として、どうか、私とお付き合いしてくださいませんか……?」
ええええええええええええええええええええええええええええええええええ何が起こった!?
か、会話の脈絡――――
いったい……? …………??
あまりに現実の何も分からな過ぎて思わずモニカをほうを
……これは現実か?
魔法攻撃を受けているんじゃないか……?
クラリスさんは、少し震えながらイチコさんの手を取っている。
そして――――イチコドールさんは――……。
ボッと顔を赤らめ、
いや、もしかしたら……行けることもあるのか?
可能性に現実性を取り戻す。想いは伝わる――?
そして、イチコドールさんは――赤く赤く染まった顔で、想いに
「――ごめんなさい、お気持ちは、とても……とても嬉しかったです。――けれど、少し、突然すぎて……。
そうですよね。
クラリスさんの姿が灰色に染まり、ガラガラと崩れていく様子が見えた。
いや強すぎたのはクラリスさんの勢いかもしれない。電光石火というにも生ぬるい、嵐の吹き荒れたような一幕だった……。
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