閑話・【アンリアルウィッチ】のための髪飾り――⑦
「あのねェ、『想いに誠実』と『なんでもいい』は、まったく違うだろうに」
その
「ヤチコドムドさんもさぞ驚いただろうねェ。ヨモヤマとマチコも、そこらへんは分かってただろうに」
「リョウガです、お師匠様……」
「モニカだよぅ、お師匠様……。あとお相手の人はイチコドールさんだよ」
「…………こんなヤツに説教されてるなんて」
クラリスさんは
工房を訪れたのはイチコドールさんだった。
「あの、クラリスさん……。少し、お話、よろしいでしょうか?」
「え、ええ……」
連れ立って外へ出て、二人は何かを話していた。
そして、僅か五分後。
「――――っヘ、ヘヘ……。マア、今回のことは――こういう結果だった、ということ、ネ――……。残念ながら――でも後悔はないわ、フフ、それだけのこと――……」
イチコさんはどんな話をしたのか、クラリスさんの
哀愁(?)を漂わせて髪をなびかせた【アンリアルウィッチっぽいポーズ】をとるクラリスさんの様子に、お師匠様は「ヨカッタね」とお声をかけた。
「さすがイチコさん、慣れてる」
「うん……」
そして、そのような顛末があった、その日を
クラリスさんは時々
まあ、でも――……。
その人が幸せならいいか。
そのようなことを二人して思った、ある日の、ボクたちの物語だった。
『【アンリアルウィッチ】のための髪飾り』――了。
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