第4話 想定外のお茶会
「マリー明日って何か予定あったかしら」
「いえ、明日はお休みの日ですね」
「明日のお昼時にネフィラ嬢とのお茶会を開きたいのだけど」
「わかりましたネフィラ嬢にも招待状を出しておきます」
「助かるわ」
その晩ジャステアは明日のネフィラとのお茶会について頭を悩ませたとかなんとか
そしてやってきたお茶会の時間
「こんにちはネフィラ嬢本日はお茶会へご参加いただきありがとうございます」
「いえ!私が話したいと言ったので、話し合いの場を用意してくれたんでしょう?」
「お礼を言うのは私の方です!ありがとうございます!」
「それで話したいこと、とはなんでしょうか?」
「えっと、今回の婚約破棄についてです」
「気持ち的にしんどいんじゃないかなって、」
「なるほど心配ありがとうございます」
「婚約破棄に至った原因のあなたがそれを
言うのは少しいかがなものかと思うのですが」
「うっ、、それはほんとにごめんなさい!」
「カラウリ君と仲良くしてたら、いつの間にかそんな話に飛んじゃって、、ほんとにごめんなさい!!」
「まぁ、国王様からカラウリが1人で暴走した結果とは聞いていますので、詰めすぎてごめんなさいね」
「そんなっ!やっぱり結果的にはそうでも
原因作ったのは私ってのは事実なので」
「あの、こんな事言うのダメだと思うんですけど、!」
「カラウリにわたくしは似合わないですか?」
「いえ!!そんなことじゃなくて!!
私とお友達になってくれませんか、!!」
「、、、はい?」
「ネフィラ嬢とわたくしがお友達、、?」
「そうです!!」
「前から気になってたんです!
綺麗な人だなって!」
「そうですか、でもごめんなさい」
「わたくしはあなたとお友達にはなれないわ」
「、、ですよね笑ごめんなさい変なこと言っちゃって!」
「っ、、」
その時少女は混乱していた、目の前に婚約者を奪ったに等しい人がいてその人からお友達にならないかと誘いを受けている
その誘いを断った瞬間の表情がこの世から突き放されたような悲しい顔をしていたからだった
「話したかったのはこれだけです!
お時間ありがとうございました!」
「では、失礼します!」
「っ、まちなさい!」
「はいっ!?」
「わたくしと友達になってくれませんか?」
「えっ、いいんですか、!喜んで!!」
その言葉は驚くほど簡単にでたが、予期せぬ言葉でもあった
悪役令嬢はヒロインと結ばれたい! @Motirice
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。悪役令嬢はヒロインと結ばれたい!の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます