第3話 会談と未練
王城へ着いたジャステアは国王様のいる執務室へと案内された
「失礼します」
「入れ」
「ただいまジャステアまいりました」
「今回は手紙にも書いていた通り婚約破棄の件についてだ」
「うちのバカ息子がすまなかった、!」
「、、、え?」
ジャステアが想像していた展開は待ち受けていなかった、、
「あの、?」
「公衆の面前で、しかもお主に恥をかかせるような婚約破棄をしてしまうとは、!」
「すまなかった!」
「いえ!こちらにも非があったのかもしれませんので、」
「そんなことは無い!いじめの件も調べたらカラウリがでっち上げた嘘だったことがわかったのだ」
「本当に、なんと言えばいいか」
「わたくしは大丈夫ですので、」
「そう言ってくれるならありがたい」
「それとジャステア、ネフィラが会って話しがしたいと申しておった」
「話、ですか」
「分かりました、ありがとうございます」
「他にはなにかございますか?」
「いや、大丈夫だ下がっていいぞ」
「失礼しました」
ジャステアが王城から出ようとしたところ、誰かが近づいてきた
「、、ごきげんようカラウリ」
「貴様一体ここで何をしている
もうここに来ることは無いはずだろう」
「国王様から先日の婚約破棄の件でお呼び出しされたのです」
「わたくしこの後予定がございまして、ここで失礼します」
「あぁそうか」
馬車に入ると気が抜けたのかジャステアは小さなため息を漏らした
「まだ、カラウリのことが好きなのでしょうか、あんなことをされたのに」
「心に穴が空いた気分ですね、、」
「帰ったらネフィラとのことを考えましょう」
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