戦時のさ中、音速で駆け抜ける一度きりの青春

空戦モノでは避けては通れない、仲間の死。
主人公・ミナトの葛藤や覚悟の心理描写には胸を打たれますし、戦闘シーンは手汗握る展開の連続!
読みながら脳内でぐるぐると旋回してしまうはずです。

ミナトを隣で支え続けるグレアの献身的な姿や、戦闘における彼の相棒のフォーラは、戦場という場で荒んだ彼の心の拠り所となっており、読者の癒しにもなっています。

私のような戦争題材の作品を読んだことの無い方や、戦闘機に詳しくない方でもテンポよく読み進められる展開になっていますよ。

ミナト・リック・グレアの、交差する三人の絆。
最後はどうなるのか――ぜひ見届けてほしいです!

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