空戦モノでは避けては通れない、仲間の死。
主人公・ミナトの葛藤や覚悟の心理描写には胸を打たれますし、戦闘シーンは手汗握る展開の連続!
読みながら脳内でぐるぐると旋回してしまうはずです。
ミナトを隣で支え続けるグレアの献身的な姿や、戦闘における彼の相棒のフォーラは、戦場という場で荒んだ彼の心の拠り所となっており、読者の癒しにもなっています。
私のような戦争題材の作品を読んだことの無い方や、戦闘機に詳しくない方でもテンポよく読み進められる展開になっていますよ。
ミナト・リック・グレアの、交差する三人の絆。
最後はどうなるのか――ぜひ見届けてほしいです!
全60話で74000文字。1ページ数の文字数が1000文字程度なので、ページ数なんて気になりません。
完結済みの近未来SF空戦アクションです。
まずはこの疾走感と構成力。
少ない文字数で戦闘機のように目まぐるしく展開していく物語。
文字を読み進めるだけで、重力を感じ、スマホを持つ手に汗を握り、レースゲームをしているように身体が傾く。
空戦アクションの臨場感の中に主人公らの青春人間ドラマがあり、それを支えるAI達との心安らぐ会話も魅力。
渋カッコ良い隊長もいるぞ。やはり戦争ものはカッコ良い大人がいないと始まらないよな。
ページ後半にある解説が地味に助かる。
戦闘機なんて知らないよなんて人も大丈夫です。
僕でも読めたんだから!
いつもと違う物語を読みたい方は是非ぜひ、ご一読ください。
全50話、74,000文字ぴったり。
各話1,000文字ちょっとで綴られるため、心地よいテンポで読み進められます。
登場人物の会話は時に軽妙で、それが全体の緩急に寄与しているおり、緊張しっぱなしとならないのも読みやすかったです。
迫力の空戦アクションに興奮するのはもちろんのこと、若いパイロット達の人間ドラマ――過酷な戦いの中で直面する辛い現実や葛藤、支え合いといった成長の物語もしっかりと綴られます。
戦いの中で語られる少年少女の成長譚がお好きな方は絶対に刺さります。
あなただけの特等席で1本の映画に没入するように、この物語を手に取ってみませんか?
二章途中までの拝読となりますがレビューさせて頂きます。
AIと人間の関係を描いた空戦SF小説「戦闘妖精・雪風」の発表から40年以上を経て、時代が遂に追い付いた昨今ですが、宇露戦争の推移などを見るに有人戦闘機の未来は暗い物である感もあります。
空翔る騎士が完全に物語の中だけになる前に、この作品が読めたのは良かったと思えます。一方で「トップガン」のリバイバルなど、物語の題材としては半永久的に残るかも知れません。
一章の用語解説や空戦中の描写に作者の戦闘機愛が伝わります。また青年群像劇としても良質だと思います。ミナトとグレア、そしてフォーラも含めた三角関係!?がどうなって行くのかも気になります。
個人的にはレッドバロン・リヒトフォーヘンに遡るエース列伝を作者の目線から見てみたいなどと思っています。
とにかくコンパクトです。
ストーリーの大部分がコックピット内で展開され、各話1500字以内という読みやすさ。
そして毎エピソード末尾のTIPSで、用語・戦術が丁寧に解説される。
そのおかげで、ミリタリー初心者でも振り落とされることなく存分に楽しめます。
なによりすごいのは、臨場感。
空戦機動の筆致はさることながら、セリフひとつで編隊が機体を傾けて遠ざかる……。
無線の掛け合いにも、自然とノイズが乗ってきます。
そんな『双曲のクロースター』の一番の魅力は、十代のパイロットと『フォーラ』こと機体AI=『AIFA』が交わす軽妙なやり取りでしょう。
公開直後からカテゴリ週間ランキング上位に名を連ねるのも納得の快作。
AI × 青春 × 空戦 という掛け算にピンと来た方は、ぜひ飛び込んで。
更新を追うだけで、人とAIが火花を散らす最前線が味わえます。