”境界”の観察の中にこそ本物がある──!

小説を書く時、人と会ってる時、そして、主人公のように写真を撮る時に、人は”観察”する。

そこに在る本物を掴むために。

じゃあ、何を観察すればいいのか?

この物語の主人公のカメラマンは、写真に映った”奇妙”なモノに目を惹かれ、それについて想いを巡らせます。

それに応えて登場したのがリミナルという、まだあどけない感じの探偵さん。

彼は主人公を観察して、どんな人物かを瞬時に掴みました。

これに主人公は驚嘆しながらも、同時にリミナルから提示されるモノを観察してゆく。

するとそこには、ありえない真実が……!

彼がなぜそこに辿り着いたのか?

答えは1つ。

”境界”の中で観察をしたから。

その境界が一体なんなのかは、ぜひ一度読んでみてください。

本物に出会えます。

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