第3話

 それから………………徒歩5分



 おじは、アニキの店に着いた。

 しかし、店の看板の電気は落ちていた。

 かまわず、おじは、玄関のドアを開ける。

 普通客、一見の客には、お店は終わりという

ことなのだろう。

 勝手知ったる客には、当然のことだった。




 からんからん♫♫



と、ドアベル🔔が鳴る。




 店の中は、意外と広い。

 オープンカウンターの店で、厨房の中には、

昔、筋肉質の面影をみせる、威風堂々いふうどうどうとした、

貫禄のある広い背中の巨漢きょかんが、テキパキと厨房

を動き回っていた。



L字のオープンカウンターの席には、2、3人の

客が座っている。その横の、少し暗がりな感じ

のテーブル席には、紺のシングルスーツを着た

男が1人、席に着き、煙草をくゆらせている。

そこは、喫煙席のような形になっているらしく

空気清浄機が、あちこちに設置され、テーブル

の上にも、ポータブルな円筒状の空気清浄機が

置いてある。鉄壁てっぺき布陣ふじんであろう。



 年の頃は、40代の中盤くらいで、黒々とした

頭髪、少し長めではあるが、髪型はセットされ

ていた。



おじを見て、右手を軽く挙げた。そしてスマホ

へと、再び、視線を向けた。



気づいて反応したのは、この男だけであった。





「こんばんは♫♫♫

 アニキ?さきほどは、すいませんでした」



 おじが、大きな通る声で挨拶する。



 厨房の中の巨漢と店の客が、一斉に、おじを

見た。



「おうう!!おじ♫♫

 いらっしゃい♫好きなとこに座ってくれ。

 もうじき、落ち着くから」



 どうやら、この巨漢が、アニキのようだ。

手馴れた洗練の手つきでアニキはナポリタンを

を作っている。手順に淀みがない。



 おじが、カウンターの方に近づく。

 アニキの仕事ぶりがよりよく見える。




 アニキが、ステンレスの盛りつけ台の上へと

置いた皿に、ナポリタンを美しく手早く見栄え

よく盛り付けると受取り口からパステルカラー

のミッフィーのエプロンを可愛らしく着こなし

清楚なダイナーコスチュームのウェートレス姿

の女性の前へと、ナポリタンを置いた。



「ミア?4番テーブルさんね♫」



 可愛らしくはにかみ、ミアちゃんが、



「はい、Master♫」



と、いやしと優しさを含んだ声音で、アニキへと

応え、すいーーーーーーっとローラーシューズ

で、可愛らしく持っていく。



 ちなみに、ミアと言う名前は、フォークナー

ネームである。というか、みんなフォークナー

ネームでしか呼びあってはいない。



「おじ、お疲れ様。何、呑む?」



 アニキが、受取り口から、おじの元へと戻り、

ずいっと、カウンターの向こうから顏を寄せる。




「とりあえず、生ビールで」



 おじは、無難に行くタイプだった。



 その時だった。



 金属が叩きつけられる大きい音が、店に響き

渡る。金属のおぼんを落としたようだ。



「もう、店?はけるっしょ?かーわゆーい♫♫

 一緒に飲もーよ♫」



 大学生か?くらいの若い野郎が、我らが!!

ミアちゃんに、からんできた。

 酔ってはいるようだ。



 その時!?



 その客たちが座っていたテーブルのふちから



ずごっ!!!


と、鈍い音がした。テーブル席全体も、かすか

に揺れた。



「うちの……ミアが?何かしましたかね?」



 脇にいる、おじでさえも震えあがるくらい、

低く唸るように、アニキが淡々と言う。

恫喝どうかつの余波がすごい。

 殺威さつい威嚇いかくも、多分に含んでいた。




 ごつい木のテーブルのふちにはステンレス製

棒ナイフシャープナーがぶっ刺さっていた。



 カンダの棒ナイフシャープナーである。

 食肉処理場では、御用達ごようたしだ。

 アニキは、これを、料理関係で使わない。

 包丁が痛むからだ。上手く刃を立てるのが、

難しい。

 

 アニキは……ナイフや包丁は投げない。

 絶対に。

 料理に使うからだ。代わりにナイフシャープ

ナーは、飛び道具だったwwwwwwww

 堅牢けんろうで壊れにくく、バランスもいい。

 銃刀法にも…………グレーなことだろうww

 何よりも、程よく、先がとんがっているのが

良い。すこぶる、良い。


 カンダの棒ナイフシャープナー



で、検索ww検索ww♫♫



 そのテーブル席に座っていた、3人の客は金を

多めに置いて、すごすごと退散して行った。

それは、そうあろう。






 逃げないと……山に埋められるぞ?

 まじで。


 ミニショベルを使えば、すぐに穴は掘れる。

 ほじくり返した、その上を均し、少し暗めの

グリーン迷彩の布をかぶせておき、枯葉なんぞ

をまんべんなくまいておけば、埋めたアニキに

すら分からなくなる。

1mも掘れば、獣にも荒らされることなく土へ

かえるだろう。


 迷彩服を来て、山や森林に入ってならない。

本当に、分からなくなるからだ。戦闘において

潜んでいるなら良い。山に登るだけなら、遭難

した場合、発見はほぼ不可能であろう。



そのくらいであるのだ。迷彩の効力は。




 さて、


 ミアちゃんが、小走るようにアニキの元へと

来た。怖かったのだろう。




「ごめんな?ミア。今日はもうあがっていい」



 アニキが優しく包み込むようにキメてきた。



 ミアちゃんが泣きそうになっていた。

 心做こころなしか、エプロンの、ミッフィーちゃんも

泣きそうである。かわちい(*´ч`*)




「やれやれですね、アニキ。

 この季節になると、おかしいのが湧きます」



 これは、夏休みを指している。

どこも、その季節はおかしいのが湧くものだ。



 ほんとに、やれやれである。

 枠におかしいのが湧いたら、無言蹴りに限り

ますね♫♫







-----;----^------;-----



作者の後書き



 ここで、キャラ説明と、モデルさんの紹介を

させていただきますm(*_ _)m



 おじ。

 このお話の主人公。

 モデルは、〇プナーDJおじ。

 今は、ダンボールソムリエをしつつも、昔は

ある組織で活躍していたが、目立ってきたので

【名前干し】のために、この街にきた男。

才気あふれる、天才的パフォーマンスを持つ、

凄腕である。



 普段は、おじっているがwwwwwwww





 アニキ。

 おじと浅からぬ縁を持つ謎の人物。巨漢。

 モデルは、スプ〇ーDJのdaigoroさん。

 その詳細は、まだ謎であるが、おじが尊敬の

念をいだくほどの、その筋では、凄腕な

大人物。対処を間違えると、すぐキレる。



 口癖は、


一つ目、殺す



二つ目、身内から一人一人消す、先に。

おめえは一番最後だ・



三つ目、山に埋めるぞ?



 この三つ。殺し文句だ



素敵(ღ*ˇ ˇ*)。o♡ᔆᵘᵗᵉᵏⁱ♥️




 煙草のあきば


 これまた、謎の大金持ち。


 作中での呼称は、あきば。

 本名は、秋葉あきは征二郎。

 モデルは、作者にして、つい最近配信を始め

いたらなさと不甲斐ふがいなさに打ちのめされている

煙草のわかば。

 趣味趣向と思考は、作者の分身。



 作者は、ど貧乏なので作中くらいは反転させ

大金持ちにしているのだが、このお話、作者の

代表作である、骸羅がいらとのクロスオーバー作品

でもあるので、ジャンルは現代ファンタジー。

実はwwww作者の神チートがかかっているので

作中最強なのだが!?その実力はほぼほぼww

発揮されることは無い。実は、骸羅がいらの主人公。






乳酸菌ちゃ♥️



煙草のあきばの心の拠り所。オアシス♥️



そのキャンディ感あふれる、クリスタルな女神

ボイスで、多くの男性リスナーを沼らせる魅惑

の女性配信者。


モデルは、ス〇ナー乳酸菌ちゃ♥️



基本、あきばがあれこれ言うだけの登場。

やばいくらいに、声がかわちいので一聴いっちょうの価値

はあり。


 今回は、このくらいで。

 上記の人物の配信は、〇pooんで聞くことが

出来ますm(_ _)m実際に。









 


 

































 



 






 





 






 















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