概要
踊れ、死に損ない。鎖を解くように。
楓暦1732年、12月22日。ブルムス帝国の侵攻により、レンプリッヒ共和国は滅びた。捕虜となった共和国民は、施設内で「ドール」と呼ばれ、貴族達の優越感を満たすために「下級舞踊」を踊る傀儡としての生活を強いられていた。そんなドールの一人である15歳の少女、捕虜番号19番、シュウィ・ハプストはこの生活に嫌気が刺し、ある時、舞踊の披露会である「下級舞踊会」で教えられた振り付けと違う動きをし始めてしまい────。
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- ★★★ Excellent!!!汝、従順と自由のどちらを享受する
亡国の少女は戦勝国に飼われ下等民族として汚い舞踊を踊らされていた。
そんな中彼女は抑圧された環境を疎ましく思いついに違う振り付けをしてしまう。
そんな戦争後の国家で生きる少女らの反抗的な姿に一種の驚きと羨望を感じました。
奴隷のように扱われ死が間際にある中、絶望しつつも己のために動くのはそうそうできることでは無いと思います。それこそ自分の運命や死を受け入れた者にしかできない。
革命ってのはそういう人たちが行うから成功するのかもしれません。
なんか時代がごちゃ混ぜになっているところもありますがかなり中世〜近代の欧州らへんの雰囲気が感じられてよかったですね。
読み応えがあって良かったです。