第2話 あんたは良くてもこっちは腹減ってるんだよう

車に乗って、

「あのね、朝ご飯食べた?朝マック買って帰ろうか?」

「僕は朝は食べないんです。」

あ、そう。でも私なんも食べてないし、これからバタバタするし。自分で作ったモノは食べたく無いんだよね。

「娘は食べるのじゃないかなぁ?」

「メロンパン食べてたから要らないと思います。」

そうかなぁ。なんか買って行ったら食べるんじゃないかなぁと思いながらそれ以上は言わんとこと思いました。

到着して、ローソンがあるので、

「うわー!ローソンだ!無いのよ、うちの近く。だから寄ってくるねー。」と

わざわざ言いながらローソンへ。

飲み物やら明太子やらサンドイッチとからあげくんを三個書いました。

そいで、戻ると、ボサボサで魂が抜けたような娘が現れました。

まあまあ、産後ですから仕方ないです。

からあげくんレッドとハムサンドイッチ買ったけど食べる?と聞くと

「食べる」と言うので渡します。

娘は元々夏に弱いんです。食欲が落ちるタイプです。

ちょこちょこ食べるようにしてました。


私も買ってきた飲み物とからあげくんレッドとハムサンドイッチを食べて、血糖値爆上げします。

勿論、部屋に入って手洗いはしました。

食べた後も手洗いして、あもたろうを見学。寝てます。

婿はあもたろうの横に座り、ただひたすらにYouTubeをテレビで小さな音で観てます。それが、赤ちゃんとお父さん、お母さんの動画です。

こんなのばかり観ない方がいいのになぁ、、。

気分転換にならないんじゃないかな?と思ってしまう昭和の私です。


さてと、調理に入ろうと段取りを考えます。

グラタン、春巻き、肉そぼろ、スパサラダ、唐揚げ、冬瓜とガンモの煮物。

おにぎり大量。


3合のお米から炊こう。

「お母さん、お米の水は浄水器の浄水モードにして、、。」

え?そうなんだね、神経質な婿だから、、。

「お母さん、手洗い何度もやってね。」

え?だけどさ、作りながら洗ってるよ、手。

肉を切ったまな板でそのまま野菜なんて切りませんし、洗いますよ。

娘に何度も何度も、

「ここはいいから。横になってなさい。」と言うのですが、、。

どうも、婿が私の行動を見てると言うのです。

こんなんだったら使い捨ての手袋を持ってくればよかったなぁと思い始めた私です。


確かに食べ物は夏ですし、気をつけてないと。

しかしですよ、こちとら家事を何十年もやってる訳です。

段取り良くやらないと終わりませんのよ。

めんどくさーと思いました。毒☠️が蔓延し始めてきました。





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