ダメ人間描写がリアルでクセになる

愛情が行き過ぎた結果、自己中心的な性格に育ってしまった男・甚平の半生を描いた異色の成長譚。
ユーモアと皮肉が効いた文体で、読者を笑わせつつも「家族の愛とは何か?」を考えさせる。