第5話 気まずい…
週明けの月曜日
「おはようございます!田中さん」
「おはよう。今週もよろしく」
〔胡桃の心の中〕(き…気まずい…今にして思えば、私史上最強の秘密がバレてしまっているわけだし…でも、熊田は言わないっていってたし、信じていいのよね…?)
「?どうかしました?」
(どうしよう…彼は、もう言わないですっていったこと自体忘れてるかも…終わった…)
「いや、なんでもない。」
私はさっさと仕事机に戻り、書類と格闘し始めた。
〜昼食休憩〜
「最近ここの近くのカフェでさ…」
私は女性社員たちの言葉にビクッとしながら聞き耳を立てていると…
「あ、知ってる!コーヒーが美味しいって噂のね!」
「そうそう!今度行ってみない?」
〔胡桃の心の中〕(はあ…良かった…私のことかと思って、焦った…)
「あ、田中さん?今日の夜、課のみんなで飲み会するんですが、田中さんもどうですか?」
「えっ…ええ、じゃあ参加させてもらうよ。」
私は引きつった笑いをしながら応えると、彼女たちはニコリと微笑んで頷き、その場を去っていった。
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