【短歌】明確に愛してみたい 殺人を報じるときの字体(フォント)みたいに

遠藤月尾

カクヨム短歌賞 1首部門×2

明確に愛してみたい 殺人を報じるときの字体(フォント)みたいに


海も空も予言も全て怖いから金魚の鱗を数えている夜










背景 ※読まなくてもよし です



明確に愛してみたい 殺人を報じるときの字体(フォント)みたいに


 まず、「殺人」という激強ワードを使って平和な短歌を詠むことの挑戦。

 次に、「愛すこと」を言語と色彩、形で表現してみる。

 アイドルの応援?うちわにはいっぱいの愛が詰まっていると思う。憧れやときめき、「リアクションがあったら嬉しい、だから見て」の感情が字体に込められているが、私が人を愛するときはおそらくそれとは異なる。愛する人の存在は報告したいけれどあくまで冷静に、けれど重大ではあるからはっきりと表現したい。

 また、好き過ぎて脳内リソースが喰われることは、テレビでいう重大事件のために緊急テロップが差し込まれたり、番組差し替えになってしまうことに近い。 

 分かりやすく印象に残る、けれどどこか冷静な字体。そんな愛し方のような気がする。





海も空も予言も全て怖いから金魚の鱗を数えている夜


 自然の脅威が怖い。予言も怖いし、それを取り巻く人間も怖い。金魚は怖くない。ウロコが綺麗。

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【短歌】明確に愛してみたい 殺人を報じるときの字体(フォント)みたいに 遠藤月尾 @16L1096

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